ライオン・キングのような壮大な世界観
アフリカが舞台で主人公は国王。
ディズニーファンなら『ライオン・キング』を思い出す設定です。
『ブラックパンサー』でも、『ライオン・キング』で描かれた、歴代の国王が見守っているといった描写が見られます。
人間の命と自然との繋がりといった死生観は『ライオン・キング』と同じアフリカ文化が生かされています。
この生命の壮大なドラマの中で生きるヒーローがブラックパンサー。
その中にマーベルらしい近未来世界が描かれており、その融合は圧巻です。
この作品にしか描けない物語
ブラックパンサーはマーベル初の黒人ヒーロー。
国際社会からはアフリカで最貧の農業国と思われているワカンダは、隠しているだけで実は超先進国。
しかし、超先進国のワカンダから見ると、世界の人々を助けられる技術を持っていながら、国を悪から守るために救える者を見捨てている状況。
『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』からMCUで投げかけられている、正義とは何かという問題に独自の視点から迫っていきます。
悪役の設定も、単なる悪党ではなく、本人なりの正義が暴走した存在で、『ブラックパンサー』が描く世界観にぴったり。
分断が広がる現代社会に投げかけるテーマも、初の黒人ヒーローだから描けるストーリーでもあります。
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