「我が強いというか、仲のいい女友達みんなで集まろうと言うと自分の行きたいお店を当たり前のように提案してくる友人A。

足を怪我した友人がいるからテーブル席で、と言っても座敷の個室がいいと譲らず、そのときは結局足の悪い友人が集まりを辞退して気まずい思いをしました。

Aを外して集まるときもあるけれど、後でそれを知るとAは『仲間外れなんてひどい!』と大騒ぎするし、自分に誘われない理由があるとは考えないのだなと感じます。

それでも、一緒に加入しているスポーツクラブがあってきっぱりと縁を切ることができず、困っていました。

Aから『ここに行こう』と遊びに誘われることもあるけれど、付き合ってしまうと距離が縮まる一方になるので、声をかけられても全部断るようにしています。

複数の友人で集まる話が出ても、Aがいるときはすぐ帰れるようにあらかじめ途中で抜けるかもしれないとみんなには伝えて、臨機応変に動くことを考えています。

我慢して付き合っても楽しくないし、かといって角を立てるのも嫌だし、話に乗るときは状態をなるべく自分でコントロールできるようにしておくのがいいなと思いますね。

私のやり方に気づいている友人もいるけど、Aがいないときは普通に最後までいるし楽しめるので特に問題はないです。

変わる気配のない人は、自分で対策しないとストレスは減らないですよね」(35歳/金融)

ストレスを与えてくる人が友人の輪にいるときは、嫌になったらすぐ離れられるように手を打っておくのも有効です。

一対一では会わない、複数で集まるときは抜ける可能性を示しておくなど、距離感を自分でコントロールできるよう対策しておきたいですね。

肝心なのはみずから輪を乱さないことで、ほかの友人との時間をしっかり楽しむ姿を見せるのも、いざというときの助けになります。

人は変わらないもの、と思い、無理のない接し方をみずから考えるのが正解です。