小学校で、放課後や長期休業期間に児童を保育してくれるサービスが「学童」(法律上の正式名称は放課後児童健全育成事業)。

両親が共働きで夜まで帰ってこれないなど、家に誰もいない時間に子どもを安全な場所で遊ばせ、様子をみていてもらえる場所です。

しかし、地域によっては学童保育の利用者が多くて入れなかったり、学年が上がると行けなくなってしまうということもあります。学童の雰囲気が合わなかったり、仲のいい友だちがいなかったりすることで、次第に学童から足が遠のいてしまうケースも。

そういった家庭では、親がいない子どもだけの放課後をどのように乗り切っているのでしょうか?

気になる学童のない放課後について、周囲のママたちにリサーチしました。

学童保育が利用できない!子どもたちの放課後の過ごし方は?

1:習い事や塾に行く

最も多いのが、放課後に習い事や塾の予定を入れてしまうというもの。子ども自ら望んで行くケースもあれば、学童がない放課後の過ごし方として親が提案するケースもあります。

「息子は外遊びが大好きなんですが、通っていた学童は外遊びの時間が限られていて、室内も狭くて居心地がよくなかったようで、2年生にあがる頃には行きたがらなくなりました。

幼稚園の頃から始めたサッカーの頻度を増やして、週3で通っています。あとの2日も英会話の習い事を入れて、毎日何かしらの習い事に行っています」

「児童が多いこともあって、うちの学童は利用が3年生まで。4年生からは、ちょうど中学受験を考えていたので個別指導塾に通わせています。

授業がない日でも出入りできるので、宿題をそこで済ませて、そのあと友達と公園に出かけることもあれば、そのまま過ごすこともあり、塾を拠点にして自由に過ごしています」

習いごとに通わせるにも低学年だと送り迎えが必要なため、夫婦どちらかが在宅で対応していたり、送り迎えにファミリーサポートを利用していたりなど、各家庭の工夫も。

行動範囲が広がるので、キッズケータイやスマホを持たせるなど、子どもとの連絡手段を持っておくことは必須になりそうです。使い方はもちろん、ネットリテラシーについても最初に教えておく必要がありますね。