「小学2年生の娘には、1年のときからキッズケータイを持たせていました。
GPSで居場所がわかるし、カメラもなく発信も制限できるので安心、学校のルールで校外に出てから使うことを娘にはお願いして、今まで特にトラブルはありませんでした。
問題なのは、私のスマートフォンに電話をかけ話しながら帰ろうとすることで、歩きスマホと同じで危険だし『どうしても話したいときは公園とか安全な場所で立ち止まってからかけて』と何度も言っていました。
私は仕事中だからずっと話すのは無理だし、どうして電話をかけてくるのかって、『ただ歩くのは暇だから』と言うのですよね。
『暇でも歩きながらケータイを触るのはダメ』と言い聞かせ、それからはまっすぐ祖母のいる家に帰っているようでした。
ところが、ある日帰宅すると娘が泣きながら『ケータイを落とした』と言うのでびっくり。
話を聞いてみると、電話をかけてはダメと言われたけれどやっぱり暇だから壁紙を変えたりしながら歩いていたようで、つまずいて転んでしまいそのとき手から離れたキッズケータイが側溝に落ちてしまったようでした。
慌ててその場所に行き、側溝の底に沈むキッズケータイを取ることができましたが、水没の影響で壊れていて……。
『もう使えないの?』と娘は泣くし、また買い直さないといけないしで、私も落胆が激しかったです。
これに懲りたのか、娘は2台目のキッズケータイを大事にしており、下校のときもケータイは出さずに帰宅しているようです。
必要だからと持たせたものだけど何か事故でもあってからでは遅いし、使い方については改めて娘とルールを決めています」(35歳/総務)
子どもとの連絡用に携帯を持たせるおうちは多いと思いますが、安全に使ってこそ役に立つものであり、登下校のタイミングで安易に手にするのは思わぬトラブルを招くこともあります。
携帯に意識が集中して周りの状況を見るのが疎かになると、こんなハプニングが起こり本当に危険です。
何のためのものかを明確にし、家庭でルールをしっかりと決めておくのが最善といえます。