子どもにお手伝いはさせていますか? 子どもに家事の手伝いをどこまでさせるかは、家庭によって考え方も違ってきますよね。

でも、膨大にあって外注しない限り毎日のように発生する家事を、一通りできるように促すお手伝い習慣は、いずれ独り立ちしたときに子ども自身が困らないために必要な教育とも言えます。

子どもが身の回りの家事を自分でできるようになれば、親も助かりますよね。

また、お手伝いを任せることで、子どもの自立心や自己肯定感が生まれたり、家族の一員としての責任感を覚えたりするだけでなく、親子の日々のコミュニケーションにもなります。

効率のいいやり方を自分で工夫して考える力が養われたり、さまざまな作業で手指を動かすので手先が器用になり脳の発達にもつながったりと、いいことずくめ。

そこで本記事では、年齢別に子どもに任せたいお手伝いをご紹介します。

子どもの自信につながる!年齢別・おすすめのお手伝い10選

言葉がまだうまく話せない1歳からでも、参加できるお手伝いはあります。小さいうちから簡単なお手伝いをさせていれば、小学生ともなれば立派な家族の一員として、ある程度の家事を任せられるくらいにまで成長するでしょう。

もちろん、子どもによって得意・不得意はありますし、それぞれの家庭の事情などによって任せられる家事も違います。よその子ができているからといって、我が子にできるとも限りません。

お手伝いをさせるときのポイントは、よその子と比べず我が子の発達にあわせて内容や頻度を決めること、やり方を否定したり失敗を責めたりしないこと、強制しないこと、終わったら感謝の気持ちを伝えること。

無理やりさせるものではないですが、子どもが興味を持ってできそうなことを見極めながら、自分もある程度余裕があるときに、以下のお手伝いを取り入れてみてはいかがでしょうか。

【1歳~2歳】まずは楽しく声かけして一緒に

1:「ナイナイ」でおもちゃの片付けやゴミ捨て

言葉がまだうまく話せない1歳くらいの幼児でも、こちらの言っていることは理解しているもの。「おもちゃ、ナイナイだよ」と言ってお片付けを促したり、「このゴミ、あそこのゴミ箱にナイナイしてくれる?」などの簡単な指示であれば、はりきってお手伝いしてくれたりします。

きちんとできたら、「ナイナイできたね~!」と盛大にほめてあげることで、楽しく遊び感覚でできるはず。

2:箸やスプーンを並べる食事の準備

簡単な食事の準備も、小さい子のお手伝いにぴったり。箸やスプーンなど割れないようなものなら、積極的に並べてもらいましょう。

年齢があがって慣れてきたら、ごはんが入ったお茶碗や、料理がのったお皿、水が入ったコップなど、並べるものの難易度を上げていけると思います。

箸などを並べる前に、テーブルをふいてもらうのもおすすめ。簡単なふき掃除なら、1~2歳でも楽しくできるでしょう。もちろん、細かいところには目をつぶる必要がありますが……。

食器を運べるようになったら、食べ終わった自分のお皿を台所に運ぶ習慣もつけていくといいですね。