2.二日酔いの予防策3つ

続いて、二日酔いを予防する方法を紹介します。

2‐1.水分をたくさん摂る

飲酒の前後にしっかり水分を摂ることが、二日酔い予防の秘訣です。

お酒を飲むと、アルコールの持つ利尿作用によって普段より多く尿が出るため、脱水傾向になります。脱水状態だとアセトアルデヒドの排出が滞ってしまい、二日酔いが起こりやすくなるのです。

そのため、飲酒の前後や飲酒中に水やチェイサー(飲酒の途中で飲む水)を意識的に飲むと、二日酔いの予防につながります。

2‐2.食事をしっかり摂る

お酒を飲む前に食事を摂っておくと、二日酔いの予防になります。

空腹時にお酒を飲むとアルコールの代謝が滞ってしまい、二日酔いを起こしやすくなるので注意しましょう。

お酒だけでなく食事も、楽しみながらしっかりと摂ってくださいね。

2‐3.度数の低いお酒から飲む

お酒を飲むときは、分量だけでなく度数も要チェック。

たとえ飲む量が少なくても、度数の高いお酒を飲むと体内に高濃度のアルコールが入るため、二日酔いになる可能性があります。

度数の低いお酒を控えめに飲むことが、二日酔い予防のポイントといえます。

3.二日酔いになってしまったときは?

ここからは、二日酔いになってしまったときにおすすめの対処法を解説します。

3‐1.柑橘系の果物を食べる

二日酔いになったときは、ビタミンCの豊富な柑橘類などを食べるのがおすすめです。

ビタミンCにはアルコールの分解をサポートする働きがあるといわれているため、柑橘類を意識的に食べてビタミンCを補うといいでしょう。

3‐2.経口補水液を飲む

二日酔いのときは、経口補水液を飲んで積極的に水分やミネラルを補給しましょう。アルコールの持つ利尿作用によってからだから水分が失われますし、排尿時には水分と一緒にミネラルも排出されてしまうからです。

経口補水液を飲んで水分とミネラルをバランスよく補うことが、脱水を避けるうえで重要です。

3‐3.休養をしっかりとる

二日酔いになってしまったら、無理せず休むことが大切です。

アルコール代謝に欠かせない臓器である肝臓の働きを高めるためにも、たっぷり休養をとって肝臓を巡る血液の流れをよくしてあげましょう。