夫の愚痴はOK! ただし……

「既婚子持ちの友人で、会う度に夫をディスりまくる子がいます。『気が利かない』『休日にも“仕事”とか言って家を留守にしがち』『子育てを自分ごととして捉えていない』とか、怒るのはわかる……としか思えない内容ばかり。

ネガティブ寄りな話ですが、彼女の場合は笑いに変えてくれるので、許せるかなという感じです。

ひたすら惚気けられるよりはだいぶマシですよね。

シングル彼氏ナシ、仕事しかない女にとって、子どもや夫、家族の幸せ自慢はダメージが大きいので勘弁してほしいです(笑)」(33歳/PR)

愚痴は笑えるもの、和むもの、オチがあるものなど、なんらかの面白さを含んでいるならOK。

一方、深刻で笑いの余地がない愚痴を、延々と言い続けるのはNGです。聞かされている側が心を病んでしまうのでやめてください。

妊娠、出産の話は聞きたい!

「妊活や妊娠、出産、産後ケアの話はむしろ積極的に聞きたいです。

経験者にしかわからないことですし、個人差はあるといっても、ひとつのサンプルとして知っておきたいなと。いつか自分がそうなったときに、参考になるかもしれないですよね」(30歳/介護)

独身でも子どもを持つことに興味を持つ女性もいます。選択的シングルマザーという生き方を選ぶ独身女性も出てきているくらいです。

もちろん、今後結婚して子どもを持ちたい、と考える独身女性も。

彼女たちにとって、子持ちの友人は妊娠・出産経験を持つ頼もしい先輩。聞かれて嫌でなければ経験談をシェアしてあげると◯です。

子持ち女性と独身・子なし女性の状態は大きくかけ離れている、と言っても過言ではありません。

子どもという「親が全力で守らなければ生きていけない存在」を抱える女性と子どもを持たない女性とでは、視点や興味関心も当然ながら異なります。

まったく違う両者が会って話をするとなると、お互いの気遣いが必要になるのも当たり前。

せっかくの場を楽しみたいなら、寄り添う姿勢を持ちたいものです。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。