ほぼキーマカレーのスパイシーなカレーパンにびっくり!

【BAKER Aoyagi】 牛すじがセンターという名のカレーパン


前職で作っていたものと真逆なのが、「牛すじがセンター」(450円)だろうか。

『テコールジャンティ』のカレーパンの生地と食感こそ同じだが、具材を全面改訂。

【BAKER Aoyagi】 揚げたてのカレーパンは絶対うまいはず

「牛すじと牛すね肉を使ったキーマカレーに近いです。子どもが食べても大丈夫なように辛くしていませんが、スパイスをガツンときかせました」

青柳シェフがいうように、ほぼキーマカレー。

確かに辛くはないが、かなりスパイシー。塩もきいている。

【BAKER Aoyagi】 ほぼキーマカレーでしょ? 温めて食べるともっとおいしいはず

煮込んだ牛すじが口のなかでプルンブルンと弾ける感じ。

牛すじのキーマカレーをはじめて食べたけど、カレー好きもカレーパン好きも食べてほしい。

乳製品を使うのが当たり前だったパン職人にとって、ヴィーガンのパン作りは手足をしばられたようなものだったのではないか。

けれど、悩みながらヴィーガンパンのレシピを考えるなかで、その技術を自分の血と肉にかえた。

【BAKER Aoyagi】 青柳シェフがひとりで黙々とパンを作っていた

『BAKER Aoyagi』は、現時点での青柳シェフの集大成といえるのではないか。

【BAKER Aoyagi】店舗概要

住所/東京都目黒区駒場4-6-2 Y-5 yamagatayaビル 1F

営業時間/11:00~20:00(売り切れ次第閉店)

定休日/月火曜、水曜(隔週)

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。