旦那さまに頼る、甘える
「レスの問題は、実は、昼も夜も全部一緒なのです。日常生活で、奥さまが男のようにがんばってしまうと、家に男が二人いるのと同じ。奥さまがひとりでがんばりすぎたり、抱え込んだりすると、夜もうまくいきません。
そこを解消するには、旦那さまに甘えたり、頼ったりする練習をしてみてください。時には、旦那さまが頼りなく見えることもありますが、そこを奪ってしまうと自分がどんどん男っぽくなってしまいます。
もっと『助けて』って言っていいんです。男性の自尊心を育て、自分も女としてのスイッチを入れることが大切。女の人はがんばりすぎちゃダメなんです。」
客観的に自分を見て、抱きたい女か?と問うてみる
「ぶっちゃけた話、人を見たときに”旦那様としてないだろうな”というのが、感覚でわかります。うまくいっていない女性は、大抵、顔に力が入っています。話をしていてわかることもありますよ。
逆に、うまくいっている女性は、見た目だけではない、内側からのムンムンとした色気を感じます。これ実は、男性でも同じなんですよ。
客観的に自分を見たときに、抱きたいと思うか?と問うてみることが大事。たまには、男性目線で自分を見る、ということもしてみてください。」
悩める寝室問題、環境を変えてみるのもオススメ
「子供が寝ている側では、気になってできないこともありますね。部屋を移動するなどの工夫もありですが、子供を預けられる女性には、旦那さまと昼間のデートに出かけることをお勧めしています。デートに出かけ、ホテルに行くのもいいと思います。
セックスは、お父さんお母さんの状態から男と女になること、つまり”気持ちの切り替え”が大事。非日常を味わい、男と女のスイッチを入れることが関係回復のカギです。」
セックスの前に、日常のコミュニケーションを見直す
「セックスレス解消の前に、日頃のコミュニケーションをしっかりとることが大切です。
レスに悩む女性の多くは、本音を伝えられていません。旦那さまにどんな思いを伝えたいのか?ノートに書くこともお勧めしています。旦那さまへのこじらせた思い、その本音は『大好き』だったりすることもあります。
いきなり結果を求めようとせず、段階を踏むことです。自分の本音を知る → 相手に伝える → 徐々にスキンシップ。焦らずに取り組んでみてください。」
自分がその気になれない、という場合は
「旦那さまはその気なのに、自分がしたくない・・・という場合は、日頃、自分の欲を抑えていないか振り返ってみてください。自分の欲を抑えると、性欲も衰えます。
子供のため、家族のためとがまんしてばかりだと、自分が何が好きだったのかわからなくなり、感覚が鈍ります。欲しい、食べたい、行ってみたいなど、五感を大切にしてみてください。自分をとり戻すことで、喜びもあふれます。」
以上、夫婦問題回復カウンセラーの鳥毛さんに伺った、セックスレス解消のコツでした。
「本当は、レスでも子供がいてもいなくてもOKなんです。どんな環境でも、女性として楽しんでほしい。」と語る鳥毛さん。
こうでなければならない、という思い込みに囚われないことが、夫婦円満の秘訣だそうです。
【取材協力】夫婦問題回復カウンセラー 鳥毛道子氏