いつまでこんな状態を続けるのか、と不安が大きくなったのは同じ市内に住む私の母親が転倒で足の骨を折ってからで、同居している妹が病院の送迎などをやってくれているけれど、いずれ介護の負担は私も負うことになります。
そうなったら夫にも話さないといけないし、逆に夫の親に何かあった場合も同じく私も無関係ではいられないと思います。
今までは目の前の生活をこなすことで精一杯でしたが、親の怪我をきっかけに夫との状態について考えるようになり、『もし離婚を切り出されたらどうしよう』と思うと胸が痛くなります。
仮面夫婦状態を放置してきたせいだけど、いずれにせよ今のままではいられなくなるのがわかってきて、家のなかで夫の存在に怯える自分がいます」(45歳/営業)
親の介護などが身近な問題になると、仮面夫婦状態であってもやはり配偶者には伝えないといけない話も出てくるため、そこで今後を考えるという人もいます。
先の見えない結婚生活を、今はよしとできていてもいずれは変化を受け入れるときが来るのだ、と実感すると、そのときの自分を想像できなくて不安が大きくなりますよね。
これをきっかけに、ふたりのつながりを変える関わりを思いつくことも、また正解ではないでしょうか。
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