親と超仲良しな女性の場合でも…明暗を分けるポイント
事例1: 旅行も夕食も両親と…家に帰ってこない妻
今まで、親と仲が悪い女性の事例について紹介しましたが、逆に親と仲が良すぎる女性にも明暗がありました。
妻が結婚後も親と仲が良すぎたことが原因で離婚した編集者の矢崎さん(仮名・35歳)は、恋愛と結婚生活について次のように語ります。
「知人の紹介で出会って交際を始めました。彼女は僕のことを穏やかで一緒にいて疲れないと言ってくれたんです。すぐに両親に紹介されました。
その時、目の前で彼女の母親が僕のことを気にいったと彼女に言うと、彼女も機嫌がよくなって。親と仲がいいんだなとその時は軽く考えていました」
ところが結婚すると、妻がさっさと仕事をやめて週1、2日勤務のバイトを相談なしに決めてきたそうです。
「僕の収入だけで彼女を養っていけるのだろうかと不安でした。でも彼女はバイトの日以外は実家に入り浸って、夜ご飯を食べると実家にある自分の部屋で泊るようになり、次第に家に帰らなくなっていきました」
編集という仕事柄、帰宅が遅い矢崎さんは、明かりがない真っ暗なマンションに戻るとまるで独身生活に戻ったような気がしたそうです。
「そのうち、彼女は母親と韓国やヨーロッパなどへ旅行をするようになりました。旅行から帰ってくると、そのまま実家で過ごし、実家からバイトに通い、僕の家に帰ってくることはなかったです」
結婚してから2年も経たないうちに離婚した矢崎さん。結婚はこりごりだそうですが、子どもがいる家庭を持ちたいと悩んでいます。
「もし再婚するとしたら、実家と仲が良すぎない普通の女性がいいです。結婚したらすぐに妊活して、早く自分の家族を作りたいですね」
事例2: 「このままじゃだめ」と自分で気がついた女性
都内に実家がある咲さん(23歳・仮名)は一人っ子。両親と夕食を囲んでいると、あっという間に33時間が過ぎるそうです。
「父、母、私と3人とも、ひたすら喋ります。一つの話題に対して、まるで奪い合いをするように自分の意見を言いまくるんです。テレビをつけていると大変なことになりますね。番組で取り上げたテーマに就いて、延々と語り合うからです」
このように、とても仲が良い咲さんの家族。しかし、家族でいることがあまりにも楽しいため、恋愛から遠ざかってしまったそうです。
「アルコールを飲んだりすると、男性と付き合いたくなるんですが、でも相手が私に気があると知るとすぐに冷めてしまって。このままでは恋愛も結婚もできないと不安になりました」
男性と付き合いそうになると、「両親とうまくやっていけるかどうか」の基準で相手をジャッジすることも。
もしかしたら親ファーストが原因で、結婚ができないかもしれないと危機感を抱いたそうです。
「そこで就活のときに、実家から遠い企業に絞って就活しました」
現在は都内から片道2時間半もかかる企業に就職して、実家から離れて暮らしている咲さん。
「でも週末ごとに帰っているから、完全に離れたというわけじゃないんですけどね」
そういう彼女は、最近は友達以上恋人未満の男性を見つけたそうです。
二人の女性、何が違ったのか
咲さんは、「このままでは結婚できないかもしれない」という危機感を持ったのが幸いでした。次に行動に実際の行動に移したことも素晴らしいですね。
親との距離を作る方法として、就業先を遠方にするなど実家を出ることを必然にさせる選択をしたこともベストな選択です。
親と仲良しでも時には両親と離れて、男性との向き合い方をじっくり考えてみましょう。
また実家から離れた場所で気に入った男性と付き合うことによって、親との関係も変わるかもしれません。
恋愛や結婚で大事になってくる相手への思いやりや距離感。それを一番最初に学ぶのが親子の関係なのかもしれません。
親と仲が良すぎても、悪くても、恋愛や結婚相手との関係に影響してきます。
まずは自分と親の関係がどういう状況にあるのか、冷静に分析して行動してみましょう。