気になる2 NISAがスタート
2つめの大きな変化はNISAです。これは日本版ISAと呼ばれる仕組みで、ニーサと呼びます。2014年1月からスタートし、株や投資信託で投資をした場合に、運用で儲かった場合の税金を完全無料にしてくれる制度です。(記事『投資初心者に超オススメ!新制度「NISA」の上手な活用法』[ https://ure.pia.co.jp/articles/-/17301 ] 参照)
実は2014年1月から、投資の儲けに関する税金は20%に引き上げられるのですが(2013年までは10%)、これに対応した制度で、年間100万円までの投資については非課税とすることで、一般個人の運用を応援してくれます。
NISAという文字、テレビCMやネットのバナー広告でもよく見かけると思いますが、金融機関が積極的に顧客獲得合戦を繰り広げており、サービス合戦の真っ最中です。今までの投資商品より手数料が割安だったりします。
もし、「初めての投資」に興味があれば、これは絶好のチャンスです。若い世代にはPCやスマホでやりとりができるネット証券をオススメします。
記事『お金を上手に増やすなら!いまや社会人の必須アイテム「証券口座」を解説』[ https://ure.pia.co.jp/articles/-/10076 ]
『今年こそ投資デビュー! 1万円で日本の1600社の株を買う方法』[ https://ure.pia.co.jp/articles/-/11753 ] でもまとめていますので、あわせて読んでみてください。
気になる3 もしかしたら給料が上がる?かも
4月に消費税が上がる、という話をしましたが同じ4月にもしかすると、いい話があるかもしれません。それは「賃上げ」です。
かつて、といっても20年以上前のことですが、景気が良かったころは、毎年のように給料が上がる時代が続いていました。昇格したら給料が上がる、のではなく、社員全員給料が増える、という時代があったのです。今にして思えばウソみたいな話です。
当時は、モノの値段も上がっていたので、それに見合った賃金のアップが必要だったのですが、ここ20年くらいはデフレの時代が続き、モノの値段も変わらず、また不景気であったため、賃上げはほとんど行われていませんでした。
今年は景気回復の兆しが見られることと、消費税引き上げが実施されることから、賃上げが期待されています。
会社によっては労働組合と会社が交渉を行う「春闘」が行われているかもしれません。うまく交渉が実れば、消費税引き上げの一部を補える給料増が実現するかもしれません。
「労働組合って何もしていないんじゃ?」と思っている会社員も多いと思いますが、今年の春は、組合のがんばりをチェックしてみたいですね。
2014年に注目したいお金のポイントを3つほど紹介しました。もっと驚くようなお金のニュースが飛び込んできたら、またご紹介していきたいと思います。今年もお楽しみに!