【台湾食べ歩きの旅 #6】大きな香椿餅と豆乳。生地は少しだけ甘みがあり、バジルの香りが漂う。まるでイタリアのおやつのよう

3年半ぶりの台湾旅行記6回目は、急な思いつきで始めた鉄路で台湾一周旅の2つ目の下車駅、羅東(ルオドン)の話。

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普通の観光客がなかなか行かない街で夜市を目指したが……。

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初めて降りる羅東駅

【台湾食べ歩きの旅 #6】古風な中国式建築を思わせる羅東駅。小さな駅だが自強号(急行)が止まるターミナル駅で、乗り換え客も多い

台湾を一周しようと決めたものの、途中、どこで降りるのか、とこに泊まるのか、なにも決めていない。

温泉地・礁溪(ジャオシー)は何度か滞在したことがあるので、未踏の駅で降りてみたい。そんな好奇心から、羅東という駅を選んだ。礁溪から少し南下したところだ。

台湾に住んでいた頃からよく耳にする地名だったが、具体的にどんなところなのかはわからない。

礁溪で知り合った台湾人は、「羅東は夜市が有名」と言っていた。

デジタル? アナログ? 野中の不思議な宿体験

【台湾食べ歩きの旅 #6】羅東の駅から徒歩15分ほどのところにある民泊。シンプルで必要最低限のものはそろっている。これで約5000円は安いか? 高いか?

アプリで羅東駅のそばの宿を探すと、当日はやはり空室が少ない。しかも、駅周辺はどれも料金が高めだ。

今回の旅は物価高と円高の影響で安旅が難しいとは予想していたが、それを痛感したのは宿だった。

数年前までは1泊4000円で清潔感のあるシンプルな宿に泊まれたが、今は同じレベルの宿を探すと5000円〜6000円はする。

羅東で見つけた民宿は駅から徒歩15分ほど離れていて、周りにはコンビニもない不便な立地だった。

アパートの4部屋ほどを宿として活用しているので、ホストは常駐していない。スマホに通知されるパスワードで入室する。

デジタル化されていると思いきや、支払いは退出時にキーボックスに現金を入れろという。

デジタルとアナログの思わぬ共存に笑ってしまった。

部屋はバス・トイレ付きだが、ちょっとホコリっぽい感じがした。5000円出してこれくらいか……。ハズレかも。