ベランダで燻製を作ってみる
香りの強い煙が流れますので、ベランダで燻製を作るときは近隣や上下階の部屋、周囲の家や建物の迷惑にならないよう、くれぐれも配慮してください。
金棒の上に網を置いたら、段ボールスモーカーの出来上がり。
風が強い場合は底に石などを置いて、安定させるようにしましょう。
この日は特に風が強くなかったので、そのままベランダの床に置きました。
ちなみに食材を吊るして燻製をする場合は、金棒にフックを引っ掛けます。
このフックは事務用クリップを開いたものでも代用できそう。
今回用意した食材のラインナップは以下の通りです。
・豚スペアリブ 4個
・6Pチーズ 1個
・サバの塩焼き(レトルト)
・サーモントラウトの塩焼き(レトルト)
・うずら卵の水煮
下ごしらえとして、うずらの卵は3倍のめんつゆに半日間漬け込みました。
スペアリブはポリ袋の中で塩、胡椒、ドライハーブ(今回はパセリ)を揉み込み、冷蔵庫で1日寝かしたうえ、燻製の直前に室温に戻しておきます。
いずれも直前にできるだけ水分を拭き取っておくのがコツです。
食材を金網に並べたら、スモークウッドに着火します。このウッドへの着火が、意外と時間のかかる難所。
ライターやチャッカマンの火力ではほぼ無理です。アウトドアならガスバーナーやバーベキューの炭から、自宅ならコンロなどから火を移しましょう。
また角だけでなく一面に火が付くようにします。
今回、2回試しましたがいずれも炎が弱めで、ときどき鎮火することも…。
スモーカーの窓を開けてまめに様子をみにいき、再度コンロで着火したり、鎮火しないようにハンディファンで風を送ったこともありました。
とはいえ炎の勢いが強くてヒヤヒヤするよりは、初心者には安心かもしれません。
なお火を扱いますので、着火後の完全放置は厳禁です。ベランダ燻製の場合、そばにいるか窓越しに常にチェックすると良いでしょう。