手順5:間食しても問題ない食品を理解する

一食だけのゆるい糖質制限をしても、思うように体重が減っていかない場合、おそらく間食に問題があります。私もデスクワークが多いのでよくわかるのですが、集中力が切れたり、煮詰まったりすると、甘い物が欲しくてたまらなくなるんですよね。

チョコレートやアイスクリーム、ジュース類には、糖質である砂糖がたっぷり入っています。ほか、スナック菓子も全般に炭水化物のかたまりです。

実は、糖質制限を始めると、少食になったり、間食がなくても平気になったりする方が多いようです。これは血糖値の上下動が少なくなり、低血糖の飢餓感がなくなるため、と言われています。つまり、タバコのニコチン切れや、コーヒーのカフェイン切れと同じように、糖質が切れると糖質が欲しくてたまらなくなる、というわけです。

丼ものだとか、ラーメンだとかを腹一杯食べたときの満腹感って、一種独特の陶酔感がありますもんね。間食にしても、アイスクリームを一気食いしたり、スナック菓子を一袋ペロリと平らげたり、だんだんエスカレートして、際限がなくなります。

糖質制限は、この悪循環を断ち切れるわけですが(にわかには信じられないと思いますが、私も実際、現在は空腹を感じたらお茶を飲めば問題なくなりました)、とは言え、最初からいきなり間食をゼロにするのは、かなりつらいものがあります。

そこで、間食しても問題ない食品を知っておくと、役立ちます。

・無糖(低糖)ヨーグルト
・チーズ類
・ナッツ類
・ソーセージ類
・チキンナゲット、フライドチキン、フランクフルト

ヨーグルトは、砂糖が多いものは避けてください。ナッツ類は、炭水化物ゼロではないので、極端に食べ過ぎないように注意。コンビニで調達すると考えると、チキンナゲットやフライドチキンも候補にあがります。衣が小麦粉(糖質)ですが、『からあげクン』一パック程度であれば、まったく問題ありません。

間食は、下手をしたら三度のご飯より糖質を摂取している可能性があるので、ぜひ着目してみてください。

 

糖質制限食は晩酌をイメージするといい

糖質制限食とは、具体的にどんなものなのでしょうか? ズバリ、晩酌をイメージするのがいいんじゃないか、と私は考えています。

肉や魚や野菜など、美味しいものだけを様々に食べながら、お酒を飲む。主食であるお米やパン、麺類は、基本的にはあまり食べないはずです。これは糖質制限食にかなり近いものがあります。

今までの常識とはまったく違うので、最初はいろいろわからないことが多いですが、慣れてしまえば楽なもの。これからはもう、体重で悩むことはなさそうです。ぜひみなさんも、試してみてください。