相手との関わり方を知っている夫婦は、ふたりの関係も長続きする?

本調査ではこのような結果になりましたが、実際の夫婦間ではどうなのか。既婚男女2名にこれらの調査結果も踏まえて、夫婦間を長く持続させるための秘訣を伺ってみました。

「夫婦ふたりきりで食事に行く時間は大切にしてますよ。うちは月に数回外食する程度ですけど、嫁さんが『ご飯を作りたくないから』とか。俺が『旨いもの食いたいから』っていう理由より、お互いを労うために外食するって感じです。

特に多いのがなかでも仕事がしんどかったとき。家で飲んでもいいんですけど、嫁さんとふたりきりで食事するだけでもストレスが発散されるんですよね」(男性/31歳/営業)

外食をするにも目的があるということですね。夫婦水入らずもいいですが、相手の疲れた様子を見て「たまには美味しいものでも食べに行かない?」と誘ってあげると、相手にとっては気遣いが感じられて嬉しいかもしれません。

「私は彼が食事の片付けをしていないと、どんどん指摘しちゃいますよ(笑)いけないとは思うんですが、何度も繰り返すとどうしても言いたくなるので。でも、口出しするときは必ず『作ってくれてありがと』と言うようにはしてます。

ほかにも『また作って』とか。付き合ったばかりの頃は割と口にしやすいんですけど、一緒にいるのが当たり前になると言わなくなっちゃいますから」(女性/29歳/販売)

調査では口出しは幸福度を下げる結果でしたが、口出しの仕方によっては相手の気持ちをうまくフォローすることができそう。察しがいい相手なら、はじめは自分でやって次は進んでやってもらう、といったように相手に応じたやり方がキーポイントになりそうですね。

夫婦同士の付き合い方はまさに人それぞれ。ですが、仲のいい夫婦はそれだけ相手との関わり方を熟知しているのかもしれません。これは付き合いの長いカップルにも同じことが当てはまりそうです。

最近、「相手との関係がマンネリ気味で……」と悩んでいる男女は、相手とどう関わっているのか。ふたりの関係を見直すことで、今までとは違った関係が生まれてくるかもしれませんよ。

フリーランスライター。女性向けWeb媒体を中心に、恋愛、結婚、仕事、ライフスタイルに関する記事を執筆。自分の身と心で感じたことを企画立案し、記事にしながら読者に役立つ情報を発信している。自身の「note」に活動実績一覧を掲載中。介護福祉士、保育士資格保有。