男ゴコロを刺激する頼み方3つ

男性への頼み方を工夫することも、とても大切です。頼ることや頼むのが上手な人は、相手が「○○のためにがんばろう」と思える伝え方をしています。

男心を刺激する頼み方を3つご紹介します。

1.「あなただから」「あなたにだけ」という特別感を出す

人は、特別扱いには弱いものです。特に、男性は、「自分の能力を認めてほしい」「役に立つ人間と思われたい」という欲求を強く持っています。

頼む時に「あなただから」「あなたにだけ」というニュアンスの言葉を入れて特別感を持たせることで、引き受けてもらいやすくなるだけでなく、頼まれ事に対するモチベーションもアップします。

(例)「今日お客様とのやり取りで困ったことがあったんだけど、○○くんにぜひ聞いてほしくて…」

2.「I(アイ)メッセージ」を使う

仕事で何か手伝いをしてほしいことがある場合、「明日の打ち上げの準備を手伝って」というストレートな伝え方では、相手の心理的抵抗を招く可能性が高くなります。

「明日の打ち上げの準備を手伝って」という伝え方を主語を明確にして表すと「(あなたは)明日の打ち上げの準備を手伝って」になります。

このように「あなた」が主語になる伝え方を『YOU(ユー)メッセージ』と言います。YOUメッセージは命令や強制・指示のニュアンスが強い伝え方。人は誰しも、命令や強制・指示には抵抗感を抱くものです。

頼むのが上手な人は、主語を「私」に変えて、「(私は)~してくれると助かります」「(私は)~してくれると嬉しいです」と伝えています。このような伝え方を『I(アイ)メッセージ』と言います。

『I(アイ)メッセージ』は、自分の考えや思いを述べているだけ。命令や強制・指示のニュアンスはありません。相手に抵抗感を抱かせず、頼み事を快く受け入れてもらえる可能性が高くなります。

(例)「明日の打ち上げの準備を手伝ってくれたら助かるんだけど」

3.「一緒に~してほしい」と伝える

人は、一人で何かをするより、誰かと一緒に(あるいは集団で)取り組む方がやる気を発揮する生き物です。

その性質を活用して、「一緒に~してほしい」という伝え方で頼んでみましょう。

一緒に取り組むことで、連帯感や絆も自然と深まっていきます。

(例)「来年の社内研修の行き先とプラン、一緒に考えてほしいな」