- 一生懸命説明したのに、「結局、何が言いたいの?」と言われた
- 確かに伝えたはずなのに、「聞いてないよ」と言われた
- 会議で意見を言っても、いつも反応がいまいち
- 良かれと思って伝えたのに、何だか気まずい空気になった
そんな経験、ありませんか?
ビジネスにおいて「伝えたつもりで伝わっていない」というのは、とても危険です。大きなミスやトラブルにもつながりかねません。
「言った」「聞いていない」の争いで、関係が気まずくなる、仕事がやりずらくなることもあり得ます。
「あの人の話って、いつもよく分からないよなあ……」と思われたら、アイデアや意見を出しても採用されにくくなるでしょう。
伝え方に配慮が足りないため、相手を不快にさせてしまうこともあるようです。どうしたら意図した通りに伝えられるようになるのでしょうか?
今回は、1分トークコンサルタントの沖本るり子先生の最新刊『「結局、何が言いたいの?」と言われない 一生使える「1分で伝わる」技術 (大和出版)』から、仕事でもプライベートでも使える“伝わる技術”をご紹介します。
最初に何を話すのか「宣言」しよう
伝えるのが苦手な人は、「時系列で話す」「思いついた順に話す」「ダラダラ、長々と話す」ことをしがちです。
これだと、聞く方は結局何が言いたいのか分からず、イライラし、ストレスを感じます。聞き流される可能性も高くなります。
話す時には、『何が言いたいのか』を最初に一文で宣言しましょう。
(例)「私の提案は、今回の出展でキッズスペースを作ることです。昨年、『小さい子がいるので参加できない』と言われてたお父さんお母さんが数名いらっしゃいました。キッズスペースを作ることで、お子様連れの親御さんにもお声がけしやすくなります。」
提案なのか、報告なのか、相談なのか。最初に何を言いたいのか宣言することで、聞く方は心構えができるので、伝わりすさがグンとアップします。