プレ更年期のおすすめ対処法3つ

プレ更年期による症状の発症を抑えるには、ホルモンバランスと自律神経のバランスを整えることが大切です。

ここでは、手軽に取り組める対処法を3つ紹介するので、すでに症状に悩んでいる人も意識してみてください。

1.からだを冷やさない

からだを冷やさないことを意識することで、ホルモンバランスの乱れを抑制できます。

具体的な対策の例

・腹巻きをする
・厚めの靴下を履く
・温かい食べ物や飲み物を意識して摂る
・からだを温める食材と取り入れた料理を食べる
・お風呂のときはお湯に浸かる

とくに、内臓の冷えはホルモンバランスを乱す原因ですので、上記のようにからだの内側から温めることを心がけましょう。

2.リラックスする方法を見つける

ストレスはホルモンバランスや自律神経を乱す原因ですので、リラックスする方法を見つけましょう。

リラックスする方法の具体例

・ヨガに取り組む
・ハーブティーを飲む
・アロマを焚く
・趣味や生きがいを見つける

上記は、副交感神経を高める効果が期待でき、ストレス解消に役立ちます。

3.適度な運動を取り入れる

運動中は交感神経が優位になりますが、運動後は徐々に副交感神経が優位となり、自律神経のバランスが整うことがわかっています。

適度な運動の基準

・運動強度:息がはずみ軽く汗ばむ程度
・運動時間の目安:1回30分以上を週2回以上

ちなみに、運動時間は週に60分以上になればいいので、1日15分程度の運動を毎日行っても、週1回で60分以上の運動を行っても構いません。

プレ更年期には漢方薬もおすすめ

生活習慣を変えるのは難しいという人には、漢方薬もおすすめです。

漢方薬は、プレ更年期の不調の原因となるホルモンバランスや自律神経の乱れを整えることで、心身の不調の根本改善を目指します。飲むだけなので手軽に対策できるでしょう。

また、漢方薬は自然の生薬の組み合わせで作られており、心とからだのバランスを回復させ、体質を改善することを得意としています。そのため、プレ更年期の今の症状を改善するだけでなく、不調を起こしにくい健康的なからだづくりへとアプローチすることも可能です。

プレ更年期におすすめの漢方薬

加味逍遙散(かみしょうようさん)

乱れた気(エネルギー)を整え、からだにたまった過剰な熱を抑えることで、イライラや気分の落ち込みといった精神不安や、のぼせやほてり(ホットフラッシュ)などに用いられます。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

滞った血液の塊を取り去り、血液の流れをよくすることで、女性ホルモンの変動に伴う不調のほか、冷えのぼせ、肩こり、打ち身、にきびなどに用いられます。

漢方薬はプレ更年期症状の解消に役立ちますが、体質に合ったものでなければその効果は望めません。また、副作用のリスクが高まることからも、プロに漢方薬を選んでもらうのがベストです。

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スマホで完結できるので、対面では話しづらいことも気軽に相談できますよ。お手頃価格で不調を改善したい人は、医薬品の漢方をチェックしてみましょう。

プレ更年期の症状は、ホルモンバランスと自律神経の乱れによって引き起こされます。からだを温めたりリラックスタイムを作ったり、適度な運動を行ったりして体内のバランスを整えて、笑顔の日々を過ごしましょう。

<この記事を書いた人>

あんしん漢方薬剤師
竹田由子(たけだゆうこ)

43、47歳で出産した2児のママ薬剤師。共立薬科大学(現 慶応大学)卒、臨床薬学専門。病院で10年以上医薬品情報室に従事し、医薬品に関する情報に精通。元漢方・生薬認定薬剤師。

漢方を自身の月経痛や妊活にも活用してきた経験から「日常の不調はまず漢方」をモットーに体の不調を我慢する女性へ対し情報発信している。

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