「本音はタブー」という気がするから

どんなにごまかすのが上手な人であっても、なんとなくの雰囲気で本音を出していないことは相手に少なからず伝わるでしょう。そして、誰に言われるでもなく「この人の前で本音を出してはダメだ」とレッテルを貼り付けることになります。自分で自分を縛ってしまうのです。

しかし、これはあくまで互いにかけるくさびのような緩い縛り。そして厄介なことに、この縛りは人に言われるよりも窮屈さを感じてしまいやすくなります。空間の居心地を自分で悪くしてしまうため、なるべく避けたいものです。

顔色を伺われるのが苦手だから

男性には、余計な気を使われることに苦手意識をもつ人も少なくありません。たとえば、「○○(男性)の行きたいところにしよう」「夕飯は○○の好きなものにする?」など優先権を渡されることに過剰に反応する人は、そのタイプの傾向があるといえるでしょう。

「相手に嫌われるのが怖い」「相手に好かれたい」という気持ちが強い女性のなかには、男性の顔色ばかり伺ってしまう人もいます。恋愛は素の自分を遠慮なく出せてこそ成り立つもの。そのためには、彼からの評価をいったんリセットする勇気も必要です。

恋をしていると「相手も自分のことを好いてくれればいいな」という期待が出てきます。それは付き合った後や結婚した後も同じく続きます。相手を好む気持ちがお互いに同じであればあるほど、ふたりの関係は上手くいきやすいものなのです。

まずは、少しずつで良いので彼に気持ちを伝えるようにしましょう。言いづらい場合は「嫌われるのが怖かった」という事実を伝えると吉。彼に正面から否定してもらうことで、心の重荷はだいぶ軽くなるはずです。

嫌なことは「イヤ」とハッキリ断ったり、些細な悩みでも彼に相談したり……彼とのコミュニケーションを充実させることがお互いの理解につながります。お付き合いに不安を感じたときには、彼との時間が減っていないか見直してみるのもよいですね。

千葉県出身。ライター/編集者。女性向けサイト編集、兼業ライターを経て現在フリー。大学で心理学を学んだことに影響され、自ら恋愛診断を生み出すまでになる。おもに恋愛、漫画書評、旅行のコラムを執筆。趣味は散歩。X