[第51回]声、心、足の長さまで!? 宮澤佐江に現れた意外すぎる"変化"

台詞に関しては、ええと、、、 あ！ 本番中に1回、湖月わたるさんに対して言う台詞を、間違えちゃったことがあるんです。

湖月わたるさんは、グースとスワンという全く真逆のタイプの役を、一人二役で演じられてるんですが、湖月さんがグースを演じているときに、思わず「スワン！」って言っちゃったんです！言った瞬間、

「うわああああ !!!!! Σ（ﾟдﾟlll） ヤバい！ どうしよう!!!」 

って、ステージ上で思って。あれは3公演目のときかな。まだ言い間違いをアドリブでカバーするっていうことができなくて「もう、流すしかない！」って、そのまま芝居を続けて、私は舞台そでに引っ込んだんです。その後、舞台に残っていた湖月さんが、

「あれ〜〜〜？ そうだっけかなあーーー？？？」

って、いつもの台詞を変えてカバーして下さったんです。本当に助けていただいて。。。 3公演目だったので、ヘビロテして来て下さるお客さまも少なくて、気づいた方は少なかったかな？ って思うんですが、今ミスをしたら、絶対気づかれちゃいますね（汗）

――3回目というと本当に最初の頃ですね。今回の舞台ではさまざまなシーンがありますが、佐江ちゃんが自身が好きなシーンってありますか？

ありますっ!!! でも、一番好きなシーンは自分が出てないシーンなんです。本当に最後の最後の方のシーンなんですが、風間俊介さん演じるガンクツと、山本裕典君演じるギゼル大佐の、二人の決闘が始まる瞬間のシーンが、もう！ 一番好きなんです！

革命を起こさざるを得ない風間君が、叫びながら剣を持って「革命を起こすんだ！」っていうシーンなんですが、その瞬間、二人にスポットライトがバンッ！！！ ってあたって、

「こんな世界、消えてなくなれ！！！」

「消えるのは貴様らだ！」

っていう二人の台詞があって決闘が始まるんです。そのシーンが大好きで、佐江は舞台裏でずーーーーーーっと見てるっ！ 

ネタバレになっちゃうので、あんまり詳しくご説明できなくてゴメンナサイなんですが、あのシーンが一番大好きなんです。あのシーンで流れてる音楽も！ 思い出しただけで、もうゾワゾワするんです。

――そこに到るまでに、お二人が感情を爆発させるシーンもあって、絶対見逃せないところですね。見どころが本当に多い舞台も、東京公演が千秋楽を迎えるまでになって、初日から今まで色々な変化や新たに気づいたことなどあるのでは、と思いますがいかがでしょうか。