3.ゲームに夢中で周りの声が耳に入らない

年齢が上がるにつれ、ゲームにハマるお年頃に。でも、夢中になるとママやパパの声も耳に入らなくなってしまうことも。もはやお手上げ状態です。

あきらさん「伝えたいことがあるのに聞いてくれないと困りますよね。

どうしてもそのときに伝える必要があるなら『遊んでるところごめんね』とお子さんの気持ちに寄り添い、『〇〇がやっていることは楽しいってこと、大人は知ってるよ。でも今聞いてほしいことがあるんだ』などと、お互いの気持ちを尊重したやりとりができたら素敵ですね。

大人も何かに夢中になることはあると思います。そんなとき、どんな風に声をかけられたいでしょうか。自分がされて嬉しい関わりをしたいですね」

4.マイペースで人の話を聞かない

ママやパパの話を聞いていないというのはよくあること。マイペースすぎて悩ましいですよね。

ゆうちゃんさん「大人は伝えているのに、子どもはのんびりしていて、聞いているかもわからない。『ほんとにわかっているの?』と言いたくなるときもありますよね。

でも、自分のペースがあるって素敵なことですよ。聞くときの姿勢や目線だけで『聞いていない』と判断するのではなく『話、聞こえてた?』などとやり取りの中で確認できると良いですね。

聞いていないように見えて、聞いていることも多いものです。お子さんの話が聞けるタイミングを探って、話しかけることも大切です。

子ども自身を尊重して接することが大切

最後に、保育士として男の子への基本的な接し方を教えてもらいました。

まっぴーさん「どんな場面でも子ども自身を尊重し、一人の人間として関わることが大切だと考えています。

自分と違って当たり前。周りと違って当たり前。お子さんは唯一無二の存在です。その子のありのままの姿を受け入れられると『我が子にはこんな一面があるんだ!』と気持ちが楽になるかもしれません。

困った行動が見られるときには、ただ『ダメな子ね』などと人格を否定することはせず、“表現の仕方が他にもあることを知らせる”という意識で関わると良いと思います。

そして男の子はママやパパに褒めてもらいたい、かっこいいところを見せたい気持ちでいっぱいです。『〇〇のこと、大好きだなぁ』『〇〇は、かっこいいなぁ』などと、日常でたくさん認める機会を作ると、いざというときに大人の気持ちを聞いてくれると思います」

保育士の客観的なアドバイスは参考になります。困ったことが日々起きても、「ママ/パパが大好き」なことは忘れずにいたいですね。

【取材協力】男性保育士のあそびば

宮城県の男性保育士4名で結成したチーム。子育て中の皆さんが「家庭でやるには躊躇してしまう…」「興味はあるけど時間や手間が…」と思っていることを一緒に楽しめる形で提供するため、親子イベントを企画、運営している。Instagramで情報発信中。