肌を老化させる3大要素
「敵を知るにはまず味方を知る」というように、肌の老化に立ち向かうためには、その原因を知ることが最初の1歩です。知らず知らずのうちにNG行動をしていないか、自分の生活を振り返ってみましょう。
1.酸化
酸化とは、日常生活で生じる酸化ストレスが活性酸素となり、体内のさまざまな物質と結びつき、ダメージを与えることを指します。
もちろん、人にはダメージから肌を守る抗酸化作用も備わっています。しかし、酸化ストレスの蓄積や老化による抗酸化作用の低下によりダメージから肌を守り切れなくなると、肌トラブルを起こしてしまうのです。
2.糖化
糖化とは、からだの中でタンパク質や脂肪が余分な糖と結びつくことを意味します。
糖化のプロセスでAGEsという悪玉物質が生成されます。AGEsが蓄積していると、ターンオーバーが行われにくくなり、その結果肌の老化を引き起こすといわれています。
3.炎化
炎化とは、酸化や糖化を起こした肌が炎症を起こしている状態です。赤みや乾燥など目に見えるかたちであらわれていれば適切な措置を施すことが可能ですが、厄介なのは目に見えない皮膚の奥で発生する慢性炎症です。
表面的には変化がなくても、酸化や糖化によって炎症が起こった細胞が、メラニンを増やしたり、コラーゲンを破壊したりしながら、肌の老化を進行させてしまう危険性があります。
肌を老化させるNG行為
酸化、糖化、炎化を引き起こす主なNG行為は以下の通りです。
・紫外線を浴びる
・喫煙
・飲酒
・過度な運動
・過度なストレス
・糖分の摂りすぎ
・睡眠不足
酸化ストレスは消えることなく肌に蓄積されていきます。肌の老化の進行を抑えるためにも、NG行為をしている人はすぐに生活習慣を見直しましょう。