3:3~4分予熱してから焼く
3つ目の焼き方は「3~4分予熱する」というもの。お皿や麦茶などを用意する必要が無いので、今すぐできる裏技ですね。
なぜ、オーブントースターを事前に温めるだけで食パンがおいしく焼き上がるのでしょうか。ここでもポイントとなるのは、食パンの水分量です。
オーブントースターが冷めきった状態から、食パンを入れて徐々に温めると、温度が上がるにつれて、食パンの中の水分もじわじわ抜けていってしまいます。
逆に、トースター内がしっかり温まった状態であれば、余計な水分を蒸発させません。そうすることでパンの中の水分が残り、外はカリっと、中はモッチリした食感になります。
また、焼き上がりの水分量はパンの厚さによっても変わりますので、8枚切りの薄い食パンよりも、4枚切りの厚いパンの方がサクサク、モチモチ感がしっかり楽しめますよ。
4:上側を手前にして焼く
おいしいトーストの条件の一つに「焼きムラが無い」ことも挙げられます。次に紹介する焼き方は他の焼き方と組み合わせて、よりおいしくなる方法なので、ぜひ試してみてください。
その方法というのは「パンの上側をトースターの手前にして焼く」というものです。
パンの上側とは、パンが山のように膨らんで、谷のようなくぼみができている部分のこと。パンを焼き上げたばかり、一斤の状態のときの上部に当たる部分となります。
食パンの上側よりも下側の方が密度が高く、火が通りにくい特徴があるそう。このパンの上側を温度が上がりやすいオーブントースターの奥ではなく、手前に向けて焼く。そうすることで、火が通りにくい下側をしっかり焼き上げることができます。
ちょっとした焼き方の違いですが、食べ比べてみると一目瞭然。余計に焼き過ぎた部分が無いので、水分が抜け過ぎず、適度にしっとり、モッチリした食感が楽しめます。