【南インド料理 葉菜hana】 ライスのまわりに複数の副菜が盛られている。これが葉菜のミールスだ

これまで食べてきたインド料理は油脂が多くて、ヘビーなものが多かった気がする。

ところが、すうっと身体に入ってくる、料理を食べさせてくれるインド料理店がある。

千葉県八千代市にある『南インド料理 葉菜hana』だ。

フォトギャラリー【全ての写真あり】食べに行く価値あり!南インド料理の老舗レストランを発見
  • 【南インド料理 葉菜hana】左から「ダール」、続いてメインに選んだ「アヴィヤル」と「サグチキン」
  • 【南インド料理 葉菜hana】左が「ラッサム」。隣が「サンバル」
  • 【南インド料理 葉菜hana】左が「アヴィヤル」。右がホウレン草のチキンカレー「サグチキン」
  • 【南インド料理 葉菜hana】この3品が「ポリヤル」
  • 【南インド料理 葉菜hana】下から「ココナッツチャトニ」、「トマトチャトニ」。ピンク色が「赤大根が入ったヨーグルト」

この店では、ライスに汁物や副菜がついた定食「ミールス」を提供している。

もちろん、いろいろなスパイスを使いこなしているにちがいない。

けれど、辛すぎることもなく、酸味や香りがキツイわけでもなく。

【南インド料理 葉菜hana】 副菜を1品1品盛りつけていく吉田哲平シェフ。厨房に入らないと見ることができないが、カウンターに座れば少しだけ覗けるかも

すうっと喉を通り、五臓六腑にしみわたっていくという意味で、吉田哲平シェフが作るカレーは、水のような料理だと思い、味わってきた。

メインはベジタブルかノンベジを選べるスタイル

どんな料理なのか。まずはメイン料理から紹介しよう。

ベジタブルか、ノンベジか、両方が盛られたスペシャルを選べる。

ベジタブルもノンベジ(共に1200円)も、ほぼ毎日2種類ずつ日替わりで用意。

【南インド料理 葉菜hana】 左が「アヴィヤル」。右がホウレン草のチキンカレー「サグチキン」

この日のベジタブルは、「彩り野菜のアヴィヤル」、「バターナッツかぼちゃのコロンブ」。

ノンベジは、「マトンキーマ」、「サグチキン(ホウレン草とチキン)」。

彩り野菜のアヴィヤルとサグチキンのスペシャル(1500円)を頼んだ。

【南インド料理 葉菜hana】 「サグチキン」を盛る吉田シェフ

選んだメイン料理が、副菜といっしょに大きなプレートに盛られて出てくる。

副菜の種類が多いのが、葉菜の特徴のひとつだ。

【南インド料理 葉菜hana】 ライスのまわりに複数の副菜が盛られている。これが葉菜のミールスだ

真っ先に眼に飛び込んでくるのが、豆で作った煎餅の「パパド」。

手で割ると、パリパリと音をたててくずれる、香ばしそうな音もおいしい。

【南インド料理 葉菜hana】 左が「ラッサム」。隣が「サンバル」

続いて時計回りに紹介する。「その右下が『ラッサム』。野菜とスパイスから煮出した薬膳スープです」と吉田シェフ。

複数のスパイスを使っているはずだが、まさに水のような味わい。

「サンバル」と呼ばれる豆の煮込み。南インドの味噌汁的な料理。

【南インド料理 葉菜hana】 この3品が「ポリヤル」

3品続けて「ポリヤル」と呼ばれる副菜。炒めたニンジン、炒めた小松菜、カリンのピクルス。

【南インド料理 葉菜hana】 下から「ココナッツチャトニ」、「トマトチャトニ」。ピンク色が「赤大根が入ったヨーグルト」

その隣りが、つけダレの「ココナッツチャトニ」と「トマトチャトニ」。

後者は、ほのかな酸味と甘みがある、ペースト状のソース。

「赤大根が入ったヨーグルト」(ピンク色)。箸休め的な料理。