中学生のお小遣いは環境に依存する?
お手伝いなどをすることでお小遣いをもらったり、金額をアップさせたりという報酬制は、小学生を対象に行うイメージがありますが、中学生になってからも有効な場合があるようです。
「これまでお小遣いは月額制にしていたのですが、息子が中学生になってからはそれに加えて報酬制も取り入れています。
というのも、息子はテスト前などでもまったくと言っていいほど勉強をしなかったので……勉強させるためにお小遣いをエサにした感じですね……(笑)
成績を条件にするのではなく、勉強量に応じてなので金額アップの幅はそう大きく設定していません。現在は3,500円です」(薬剤師/41歳)
お小遣いの金額をどうするか、どの渡し方が良いか、という観点ではなく「勉強してもらうためにどうするか」を考えたときに、お小遣いを利用するということなのですね。
そして中学生になると、環境によって子どもが感じる「必要なお小遣いの金額」にも個人差が生じてきます。
「我が家は月額制ではなくお小遣いを都度渡すようにしているのですが、おそらく月15,000円以上渡していますね。
私立の女子校で、周囲の家庭がお金持ちが多く、毎月のように友達同士で色々な場所に出かけようとするのでお金がかかります……。
渡しすぎかな? とも思いますが、自分だけが遊びに行けないとなるのもかわいそうだし、親に隠れてお金を得るようなことをされても嫌なので」(広告業/40歳)
お小遣いの金額を決めるとき、「みんなはどれだけあげているのかな?」という部分は重要なポイントになりますが、これが環境によっては想定以上の金額になることもあります。
特に中学校や高校からは、周囲の経済状況に左右されることもあります。
無理に周囲に合わせる必要はありませんが、ついつい子どもが不自由を感じないようにと考えてしまうのが親心ですね。
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お小遣いの金額や渡し方、管理方法の違いは、年齢もさることながら子どもの性格も関係しているようですね。
月額で渡すのが良い、金額はいくらまでが適正、というものはありません。
我が子にとってどの方法が一番合っているのか、お小遣いで賄う範囲はどこまでにするか、などを加味して決めてみましょう。方法が合わなければ、渡し方や金額などを変更して、一番やりやすいものを見つけてみてくださいね。