同じ子ども名義の口座でも、大きな教育資金を貯める目的の口座であれば、親の利便性重視で選びますが、実際に子どもが管理し、将来的にも持ち続けられる“子ども用の銀行口座”を開設するとなると、どんなことに選ぶポイントをおいたらよいか気になりますよね。

小さい頃からコツコツと長い目線で管理を覚えるには、お金を介して親子のコミュニケーションの取りやすさが最重要です。

今回は、子ども用の銀行口座でできることと、そのために必要な金融機関の上手な選び方をご紹介します。

子ども用の銀行口座でできることって?

公的機関の調査によると、小学校中学年の約63%が自分の銀行口座を持っており、子供名義で口座を開設していることがわかります。

そのメリットとして、以下の2つを考えてみました。

その1:子どもがもらったお金や使ったお金の記録ができる

お祝い金やお年玉などは、入金のたびに誰からいくら頂いたか、ぜひ記録しておきたいものです。

親としては、今後のお付き合いの参考にもなりますし、子どもは将来振り返ったときに、自分の成長を長年見守ってくれていた存在に感謝の気持ちが芽生えますね。

逆に出金して何か買った際も、入金と同様にその内容を通帳に鉛筆で記入しておくと分かりやすい記録になります。

その2:子どもの金銭教育ができる

前述の調査結果で自分の銀行口座を持っている子どもの約4割は、「口座はあるようだが家の人が管理」となっていて、子どもには内容が見えないようです。

ここでおすすめしたいのが、おこづかいを始めるタイミングで、子どもと一緒に口座の管理もスタートし、徐々に任せて、子どものお金管理スキルを磨いていくことです。

筆者の家では、お正月は親子お年玉会議で、いくら使っていくら貯金するのか決め、子どもが入金し、通帳へ詳細を記録します。

また、おこづかいの中から一部を、目標に向けてコツコツ貯めて買う経験を実行中です。

中学入学の際にスマホを購入すると決め、その目標額を入学前までのおこづかい回数で分割し、おこづかいの一部として渡しています。一定額溜まったら口座に入金します。

「いつまでにいくら貯める」とか「いくら貯めて何に使うか」などワクワクするお金の使い道を親と一緒に考え、自分の口座に貯金が増えていく様子が見えると、お金の価値や目標達成のための貯金の大切さ、お金を使う喜びを覚えながら金融リテラシーを学ぶファーストステップになるでしょう。

以上のように、将来に繋がるお金のより良い扱い方を学ぶチャンスになる子ども口座ですが、注意が必要なこともあります。