わんちゃんを飼い始めたばかりでしつけ方法について検索したり調べていると必ずと言っていいほど登場する「クレートトレーニング」。(クレート:屋根付きのハウス。キャリー)
普段はのびのび過ごしているわんちゃんを狭い空間に閉じ込めるのはかわいそうな気もしますが、動物病院への通院や車や公共交通機関での移動、ペットホテルに預ける場合や災害時の避難など、さまざまな場面に備えてできるだけ小さいうちにトレーニングしておくのが重要だそうです。
この記事では、獣医師の著書を参考に生後4か月~6か月の愛犬にクレートトレーニングを実施し、その進め方やつまずいたポイントなどを紹介します。
「困った行動」がなくなる犬のこころの処方箋:1540円(税込)
Amazonで見つけた獣医師・村田香織先生の著書『「困った行動」がなくなる犬のこころの処方箋』を参考にしながらトレーニングを進めていきます。
まずはクレートに良い印象を持ってもらう
クレートトレーニングの進め方については、本書の202~207ページにかけて説明があります。要約すると、まず犬にとってちょうどよい大きさの快適なクレートを用意し、クレートを好きになってもらい、合図を出してクレートに入ったらご褒美を与え、慣れてきたらドアを閉め、慣れてきたらクレートで過ごす時間を少しずつ増やしていくといった具合です。
クレートの大きさとして最適なのは、「クレートの中で犬が立って、方向転換できる大きさ」です。筆者宅の近所のホームセンターやペットショップではクレートを見つけられなかったので、愛犬の体重を参考にAmazonで購入しました。
当初購入したのは「Amazonベーシック ペット用キャリーケース ダブルドア Mサイズ」。
大きさは長さ58cm、幅38cm、高さ33cmで5.5~9kgに対応と書かれていましたが、届いてみると思ったより小さめで、当時4か月で7kg弱だった愛犬が入るには高さが足りないと感じました。
そこで、今度はきちんと愛犬の体長などを計測し、アイリスオーヤマの「ペットキャリー 中型犬用」を購入しなおしました。
中型犬用の大きさは幅47×奥行67×高さ51cmで、今度はちょうど良さそう。適応サイズ内の体重でもワンちゃんによって体格や体つきが違うので、筆者のように失敗しないためには体長を計ってから購入するほうが無難です。