レミさんこだわりのイチ推しレシピ
続いて72品ものレシピが紹介されているこの本の中で、レミさんこだわりのお気に入りレシピを聞いてみた。
レミさん「私、あれが好き。『ホタテどっち』。あれすごく美味しいのよ。
どうしてかって言うと、あれはエリンギの方に片栗粉をくっつけて、ホタテの方には片栗粉くっつけないでじっじっと焼くの。そうやってホタテを焼いていると、汁がいっぱい出てきてその汁がエリンギの方の片栗粉にくっつくから、もうホタテの旨味が全部、片栗粉につくからね!どっちがホタテだかわからなくなっちゃう」
ホタテどっち
レミさんがエリンギの食感や見た目が貝に似ていると気づいて考えたレシピ。
筆者もレシピどおり作ってみましたが、簡単で本当にエリンギを食べているのかホタテを食べているのかわからなくなってしまうほどの美味しさ!まさにサプライズ料理です。
材料(2食分)
ホタテ貝柱(刺身用)…100g
エリンギ…2本(100g)
バター…20g
しょうゆ…小さじ1
片栗粉…適量
作り方
1.エリンギはホタテと同じ厚さに切り、両面にようじで切れ目を入れ、片栗粉を薄くまぶす。
2.フライパンにバターを弱火で溶かし、エリンギを炒め、火が通ったらホタテを加え、しょうゆで味をととのえる。
※ホタテのエキスをエリンギに吸わせたいので、エリンギのほうだけに切れ目を入れて片栗粉をつける。
今回の「ホタテどっち」のように、料理に遊び心を入れてしまうのが平野レミ流。
野菜の皮もおいしく食べるべし
また、この本では、ジャガイモの皮やブロッコリーの茎なども活用し、美味しく食べられるように工夫したレシピが載っており、フードロスにも貢献できそうだ。
レミさん「皮は身との間に、栄養がいっぱい入っているという風に言われているじゃない。だから、皮なんか絶対捨てちゃもったいないのよ。皮だって綺麗に洗えば食べられるし、また噛むことは、脳みそにいいって言うから。
だから本にあるレシピのように料理して、私は皮も美味しく食べているの。人参だっていつも皮を剥かないでそのままレタスとサラダにしちゃったりしているわ」
味に妥協なし!いつも作っている美味しいものだけを載せた
今回の本の中で「レミさんのヘビロテレシピはありますか?」と聞いたら、「いつもいつも作っているものばかりを載っけた」とレミさん。
レミさん「私の料理ってやたらに簡単だからなんか不安になるみたいだけど、食べてみるとみんな“美味しいね~”って言ってくれるの。
料理をしていると『こうやろうとか、ああやってみよう』とかどんどんアイデアが出てくるのよね」