喫茶店のモーニングは、トーストとゆで卵にコーヒーが相場だと思っていた。ところが、想定外のモーニングを提供しているカフェがあるという。
それが、銀座5丁目にある『トリコロール本店』だ。
趣のある、荘厳な外観に心をうばわれた
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そもそも店舗からして想定外…レンガと煙突と回転ドア、そして趣のある荘厳な外観にも心をうばわれた。
回転ドアの向こうに広がる1階の雰囲気も想定外。
モーニングの時間帯では使用しない2階は、もっと想定外。文化財的な雰囲気の客室に度肝を抜かれた。
その頃、1階では、店長がコーヒーをいれている真っ最中。
昨今、喫茶店の大半がペーパードリップを愛用している。ところが、この店はネルドリップ派だった。
電動ミルでひいたコーヒー豆をネルドリップに移した。そのネルドリップに銅のポットでわかしたお湯を注ぎ、時間をかけてコーヒーを抽出する。
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「お待たせしました、『アンティークブレンドコーヒー』(モーニング時は600円/以下すべて税込)です。中南米の高地で収穫した豆を少し強めに焙煎したものを使っています」
中煎り特有のコクと、若干酸味がある奥深い味わいだった。
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