「男の子って子供よね」が女の子

——女の子は男の子に比べて、幼児期から成長が早いと思うのですが、いかがでしょうか?

高濱:女の子はお母さんをモデルにして常に見ているし、そもそも“母性”を持って生きています。幼稚園の頃から「男って子供よね」って言ってますし、成人しても言いますよね。僕の長年の経験からして、女の子は基本的に「生物として強い」と思います。


その点、男の子はわりと空想の世界に生きている。霞食べて生きているみたいな。小さい頃から圧倒的に女の子とは違うなと思いますね。

 

「メシが食える」大人は「自立して魅力的」であること

——著書などにもあります「メシが食える大人」とはどんな定義なんでしょうか?

高濱:「自分の力で働いて、税金を納められること」。つまり、経済的に自立していることが、一人前の「メシが食える大人」であるということです。
そして次に魅力的ということ。人間として魅力的だということは幸せの根本です。学歴だけが高くても意味がない。
そのためにも、子供のころから色々なことを試したり、自分で考える力を身に着けていくことが大事です。“赤い箱”の幼児期の時代から、お母さんは不安になりすぎないこと。そして子供のツノを折らないこと。いつも笑顔でいること。これが大切だと思っています。

 

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・メシが食える大人に育てるために〜子育ての落とし穴〜
・安心して子育てをするために〜父の役割と母の孤独〜
・ども時代の今だから行うべきこと〜克服した家族〜
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発売販売元: カルチュア・パブリッシャース