“燃え上がれ 俺の小宇宙(コスモ)!”

週刊少年ジャンプで連載された大ヒット漫画を原作に、今月21日から劇場公開が始まった『聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY』。ファン人気の高かった「聖域十二宮編」が現代のCG技術で鮮やかにリメイクされ、その迫力と映像美は必見だ。

――ところで『聖闘士星矢』生みの親である車田正美さんの“漫画家歴”が、すでに40周年を迎えていたことはご存知だろうか? 恥ずかしながら記者は最近まで知らず、特設サイト「車田正美 熱血画道40周年」がオープンしていたことに驚いた。ハードスケジュールと熾烈な生存競争の中、最前線で40年も漫画を描き続けられることは、それ自体がもう偉業というほかない。

他の有名作家はどのくらい“漫画家歴”が長いのだろうか? 今回はプロ漫画家たちのキャリアを調べてみた。

(※ 記事中では原則として、2014年から活動開始年を引いたものを“漫画家歴”と数えています)
 

プロとして純粋な漫画家歴の長さを競うなら、高齢で現役の作家が有利だ。『ゲゲゲの鬼太郎』を代表作に持つ水木しげるさんは92歳で、キャリアは56年。もちろん今なお現役だ。日本漫画協会の名誉会長を務め、代表作に『ヒゲとボイン』がある小島功さんは86歳、キャリア65年。

惜しまれつつ昨年亡くなった『アンパンマン』のやなせたかしさんは享年94歳、ちょうどプロデビューから60周年だった。