――温泉地一帯ともコラボしていますよね。
辻本:今年の8月31日までやっている信州渋温泉コラボですよね。
藤岡:あれも地元の方がすごくこだわってくれて、ネコ式火竜車を旅館のご主人が自作したりしたんですよね。温泉を掘ったり、廃屋をチェーンソーで削って爪あとを作ったり……。
辻本:これもそうなんですが、ゲームのコンテンツが少しでも地域の方々に貢献できたらなと思っています。渋温泉の方々は、本当に良い方ばかりなんですよ。温泉街を歩いてるだけで声をかけて面白い話しをいっぱいしてくれます。
本当に行くだけで笑顔になれる温泉ですから、ぜひ行ってほしいですよね。
目標は「ディズニー」!?
――最後に10周年に関してコメントをお願いします。
藤岡:おこがましいですけど、僕の目標はディズニーのような拡がりなんです。ディズニーって聞いたとき、ランドだったり映画だったりキャラクターだったり、皆それぞれ思い浮かべるものが違うじゃないですか。モンハンもそんな感じで、それぞれのユーザーが思い思いに感情移入していってもらえる、そんな世界観になるといいなと思います。
小嶋:ゲームとしてこれからも楽しんでもらえると嬉しいですし、それ以外のイベントやグッズなどでも「モンハン」ってキーワードで楽しんでもらえる様、精進します。
辻本:ゲームはもちろん中心になるんですが、モンハンとしていろんなことをしたいし、ゲームから出てきたコンテンツやIPがゲームを中心としながらここまで広がるんだっていうのはやっていきたいですね。
10周年を迎えてもなおとどまるところを知らないモンハン人気。グッズやイベントなどマルチな展開を見せる「モンスターハンター」シリーズは、もはやゲームの域を超えた作品となっている。
今後、モンハンがどんなコンテンツになっていくのか、楽しみで仕方がない。