4.第三者引用を使って訊き出す

第三者引用とは、「自分ではない第三者(共通の友人やテレビのタレントや雑誌など)がこう言っていた」、もしくは「一般的に~と言われている」と伝える話法です。

自分ではない第三者の意見として紹介することで、多少訊きにくいことも訊きやすくなります。

(例7)
「Yくんが、『男はなんだかんだ言って女のぶりっ子に弱い』ってこの間の飲み会で言ってたけど、やっぱりそうなの?」→「うーん。確かに。やりすぎは嫌だけど、ぶりっ子って分かってても可愛いときはあるかもなあ~」

(例8)
「昨日やってたテレビの街頭アンケートで、恋人にしたい女性芸能人1位が△△だったんですけど、一般的に男の人ってああいうかわいらしい女性が好きなんですかね?」→「うーん、僕はどちらかというと、ショートカットのキリっとした感じが好き。タレントでいえば○○。かわいいだけじゃなくて芯もありそうじゃん」

まとめ

相手の情報を知りたいとき、ストレートにそのまま質問をぶつけることは、人間関係がよっぽどできている間柄でないと不躾に聞こえますし、警戒されてしまう可能性もあります。

また、質問の内容によっては、相手にストレスをかけてしまったり、傷つけてしまうこともあるかもしれません。たとえば、年収などお金に関することを女性に質問されると、不快に思ったり戸惑ってしまう男性は多いようです。

今回ご紹介したようなやり方だと、会話の中で比較的自然に得られるかと思います。試してみてください。

3万人を超える人の悩みを解決するコーチ&カウンセラーとして活躍。 2010年、その経験を活かしてコミュニケーション心理スキルを紹介する、コミュニケーションライターとして独立。一般社団法人日本聴き方協会認定シニアインストラクター・認定シニアカウンセラー。 [ブログ]