2:ドラマ「ファントム・パピーズ」
家族とともに古い屋敷に引っ越してきた少年。その屋敷は薄暗くホコリまみれで、まるで魔女やゾンビが出てきそうな雰囲気が漂っていました。
なんと屋敷には、何十年も前にだまされてゴーストにされてしまった3匹の子犬が住み着いていたのです。
やがてキュートなゴーストパピーたちと仲良くなった少年は、3匹を元の子犬の姿に戻そうと奮闘します。しかし、素人のゴーストハンター2人組が屋敷におしかけてきて、少年たちは大混乱に……。
犬種の異なる3匹の犬たちと、ゴーストのアニメーションがなんともかわいいカナダのドラマです。ファンタジー要素だけでなく、謎解きのミステリー要素もあり、小さなお子さんと一緒に楽しめる作品になっています。
3:映画『犬と私の10の約束』
北海道の函館で暮らす14歳の少女・あかり(田中麗奈)の家の庭に、子犬が迷い込んできます。その子犬は、片方の前足だけがまるで靴下を履いたように白いゴールデン・レトリーバーだったので、「ソックス」と名付けられ、家族として飼うことに。あかりは母から、犬と「10の約束」を教えられるのでした。
しかし、母はやがて病に倒れ天国へ旅立ちます。その後、有望な医師だった父(豊川悦司)は開業医となり、父と娘、そしてソックスは仲良く暮らしていきます。
大人になったあかりは、大学の獣医学部に進学。ある日、ギタリストの夢を叶え海外留学から帰国した幼なじみの進(加瀬亮)と再会するのですが……。
この作品は、作者不明ながら世界中の愛犬家から支持されている短編詩『犬の10戒』を原作として生まれた映画です。
母の死を乗り越え、命の大切さをあらためて知った主人公が守る『10の約束』は、観る人の心に深く響きます。若い頃のトヨエツの父親役もカッコいい!
4:映画『DOG DAYS 君といつまでも』
犬嫌いのミンサン(ユ・ヘジン)は、動物病院「DOG DAYS」の院長ジニョン(キム・ソヒョン)と口論になり、病院に来ていた有名建築家ミンソ(ユン・ヨジョン)からたしなめられます。
仕事でリゾート開発に関わるミンサンは、ミンソを紹介してもらうため、犬好きアピールをしようと、ジニョンが助けた保護犬のチワワ「車長さん」を一晩預かりますが、意外にも愛着がわいてくるのでした。
一方、ミンソは散歩中に倒れ、愛犬のフレンチブルドッグ「ワンダ」を見失ってしまいます。偶然その場に居合わせた配達員のジヌ(タン・ジュンサン)は、ワンダ探しを手伝うことに。
その頃、作曲家ソニョン(チョン・ソンファ)とジョンア(キム・ユンジン)夫妻の養子となった少女は迷い犬と出会って……。
現在、日本でも公開中の韓国映画『DOG DAYS 君といつまでも』(2024年)は、犬を通して出会うさまざまな人たちの心温まるヒューマンストーリーです。アカデミー女優ユン・ヨジョン、映画『破墓』でも注目されたユ・ヘジンなど、演技派キャストが集結した感動作として注目を集めています。