ロコモになる原因は?
将来、ロコモになるかもしれない・・・それにはこんな原因が考えられています。みなさんは思い当たることはありませんか。
・運動習慣の無い生活
オフィスのデスクで長時間座ったまま、家事や育児はするけれど運動らしい運動はしていない・・・。もしかしたら、そんな生活を送っている人も多いかもしれません。運動をする習慣が無いと、運動器は徐々に衰えてしまいます。
・やせすぎと肥満
やせすぎると、 身体を支える骨や筋肉がどんどん弱くなります。 また、肥満は腰や膝の関節に大きな負担をかけます。関節軟骨は一度すり減ると、 修復が難しい部分です。つまり、やせすぎていても太りすぎていても体には負担をかけていることになります。「ちょうどよい」が体にも心地がいい状態なのですね。
・痛みとだるさの放置
「腰が痛い」 「膝が痛い」 。 その痛み、「年のせいだから」 「こんなもんだ」と放っていませんか? そうやって痛みを放っておくと、運動器の衰えはひそかに進行します。 中には、 重篤な病気が隠れている可能性もあるのだそうです。
・活動量の低下
世の中はどんどん便利になっていますね。文明の利器を利用するのもいいけれど、活動量を減少させる一因になるエレベーターや自動車の使い過ぎに注意! 駅やビルの低層階であれば、エレベーターやエレベーターは使わず、自分の足で歩きましょう。
・スポーツのやり過ぎや事故によるケガ
関節はとてもデリケートにできています。 スポーツで酷使したり正しいフォームで行わなかったり、 思いがけないケガをしたりすると、 大きなダメージを負ってしまうことがあります。
学生時代であれば部活動だったり、大人になってからはサークルや習い事などで、ちょっとケガをしてしまったとき、無理して続けてしまうとあとあと影響が出てきてしまうかもしれないのです。
ロコモはどんな症状を発症するの?
・骨粗しょう症
こちらはよく耳にする症状だと思いますが、骨粗しょう症になると骨が弱くなり、 骨折しやすくなります。 ちょっと転んだだけで骨折をしたり、 気づかないうちに背骨がつぶれていることも。背中がまるくなったり、 身長が縮んできたりしたら、 骨粗しょう症が心配です。
・変形性関節症
関節軟骨のすり減りにより、 痛みや可動域制限 (曲げ伸ばしが十分できない) などを生じます。
膝関節や股関節に多く、かがんだりするのも痛みのために辛いなんて状態になってしまうかもしれません。 関節を動かすことと、 関節周囲の筋肉を丈夫にしておくことが大切です。
・変形性脊椎症
背骨にかかる負担の結果、 椎間板がすり減ったり、 骨の変形を生じたりします。神経が圧迫されると 「脊柱管狭窄症」という病気を引き起こし、 脚の痛みやシビレを生じてしまいます。