子どもの話は、お互いに気を遣いすぎない

子どもの話は、立場の違う女性同士でそれぞれ気を遣っていることをご存知でしょうか。

子どものいるママから、未婚の友人に対しては「あまり子どもの話をしないほうがいいんじゃないだろうか」と気を遣い、未婚の女性から子育てママには「お子さんの話をしにくいんじゃないだろうか」と気を遣う。こんな構図が成り立っているのです。

ここはお互い、あまり気を遣いすぎないのがベスト。子育てママは、子どもの話題をふられたら適度に話せばいいでしょう。相手は意外と気にしないどころか、気兼ねせずに話してくれることをうれしく感じるそうです。

ただし、相手が話に飽きるほどの語りすぎはNGなので、そこは程ほどにしましょう。また、複数の友人で会っているときに、ひとりだけ子どものいない女性がいる場合は、子育てトークばかりで盛り上がらない配慮も必要です。

価値観の押し付けはしない

「家にいるのが好きなのに、バリキャリの友人に『もっと外に出たほうがいい』と言われた。」という、専業ママ。

「今は、結婚に魅力を感じない。会うたび『結婚しないの?』という友人がウザい。」という、未婚女性。

「ママ友から『二人目の予定は?』と訊かれるのがしんどい。」という、ひとりっ子のママ。

これらは、立場の違う友人からの、上から目線のひとことにイラっとしたエピソードです。

当然ながら、価値観は人それぞれ。時間や環境と共に変化するものなので、不用意なひとことは言わないことです。中には「そうしたくてもできない」という事情を抱えた人もいます。

些細なひとことで相手を傷つけないよう、お互いの価値観を尊重できる会話ができるといいですね。

以上、アラフォー以上の女友達との会話で、気をつけたいことをご紹介しました。配慮するべきところはしつつ、さりとて過度な気遣いはせず、お互いに気持ちよく話せる会話を心がけてくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。