夏休みが近づいてきましたね。定番のお出かけスポットに行きつくしたら、「次はどこに行ったらいい?」そんな疑問が頭をよぎる方も多いのではないでしょうか。

ウレぴあ総研の連載「鈴木さん家の子育て通信」でおなじみの鈴木家では、乗り物大好きの2歳男児きんちゃんと一緒に、東京周辺の乗り物スポットをいろいろとめぐっています。

今回は、そんな鈴木家が実際に訪れた中から、おススメする乗り物スポットをご紹介。船舶や飛行機など、いろいろな乗り物を楽しめるスポットをご紹介します。では、いってみましょう!(正確な開館・開場スケジュールは公式サイトをご覧ください。)

その1 神奈川県横浜市 『日本郵船氷川丸

イチ押しポイント

  • 重要文化財に乗り込んで、往年の船旅気分を満喫!
  • 山下公園内という最高のロケーションは、楽しみ方満載。
  • 港町・横浜は博物館の街?家族の思い出を横浜で。

デッキチェアーでのんびり、機関室でびっくり!

まずは船舶のスポットから、「日本郵船氷川丸」をご紹介します。昭和5年に建造され、日本の貨客船として、唯一戦前から現存する氷川丸は、重要文化財にも指定されています。この貴重な船舶に、実際に乗り込むことが出来るんです。

屋外デッキにはデッキチェアーがあり、のんびりと横浜港の景色を眺めることも出来ます。客室や展示室を見学すれば、当時の船旅の様子がしのばれます。

客室だけではありません。操舵室や船長室を見学することも、さらには機関室まで見て回れます。間近で見る機関室の超巨大なメカニズムには、その迫力に圧倒されること間違いなしです。

家族連れでも絶対に楽しめる、最高のロケーション

文化財として建造時の姿を保つため、氷川丸はエスカレーターを設置していません。ベビーカーで回ることは出来ませんし、船内にかなり高低差があるので、小さいお子さんは注意してくださいね(おむつ台はあります)。

ただ、船内に入らずとも、氷川丸が係留されている山下公園は言わずと知れた観光名所。周辺のロケーションは最高の一言です。お子さんが小さいうちは、外から見るだけでも十二分に楽しめます。

そうそう、氷川丸のすぐ横から出ているシーバスに乗り込んで、本当に海の旅をするのも楽しいかも!

お出かけの思い出は、家族の宝物。横浜で思い出の旅しませんか?

お出かけ先では、思いもよらぬ成長が見られるかも? イラスト:Chacco

実は、氷川丸は鈴木家的にも思い出深い場所なのです。家族3人で初めて一緒に足を運んだ時に、きんちゃんが初めて氷川丸と海を見て「う~み~!ふね~!」と大興奮。その姿に、鈴木夫妻は思わず感動してしまいました。

家族のお出かけスポットは、大切な思い出にも繋がるんですよね。

この他にも、横浜には「帆船日本丸・横浜みなと博物館」や「三菱みなとみらい技術館」に「横浜市電保存館」など、充実した内容の博物館がたくさんあります。横浜の博物館めぐりは、家族そろって楽しめること間違いナシ!

その2 埼玉県所沢市 『所沢航空発祥記念館』

イチ押しポイント

  • 所沢は、歴史ある「日本の航空発祥の地」!
  • 駅チカから建物内部まで、実機展示のオンパレード。
  • リアル展示もお楽しみ展示もたくさん!家族で楽しめるおススメスポット。

なぜ所沢に飛行機スポットが?そこには深いワケが…。

お次は、飛行機を間近で見られる施設に行きましょう。飛行機スポットというと、成田空港近くの「航空科学博物館」や「さくらの山公園」、そして羽田空港を連想する方も多いかと思います。

今回ご紹介するのは、西武新宿線の航空公園駅すぐ近くにある航空公園内「所沢航空発祥記念館」。なぜ、埼玉県の所沢市に飛行機スポットが?

実は所沢は、日本の航空と深い繋がりがあるんです。1911年に日本最初の飛行場が所沢に誕生してから、1945年に第二次世界大戦が終戦するまで、航空技術の発達に貢献してきた町なんです。こうした経緯から、所沢は「日本の航空発祥の地」と言われるそうですよ。