子どもと一緒にできる体操やダンスを、曲中でできないか

―― ザ・ぷー的には、0歳児や低年齢の子どもたちに向けてこういうことをやっていきたい、という意気込みはありますか?

マチコ:こういう大きいイベントでは初めてですけど、もともと保育園でイベントをやったりしたこともあるんです。あとは、ワンマンでライブをやるときも、子どもも来ていいよ、とアナウンスしていて。

0歳児をライブハウスや劇場に連れて行こうとすると、お母さんが大変ですよね。おそらく行ったことない子のほうが多いと思うんですけど。

たとえば映画館で映画を観よう、と思っても、0歳児を連れて行くのは難しいのが現実ですよね。

でも映画作品は家で DVDでも観られるけど、やっぱりその場に行ってみんなで観るのも違った楽しみがありますよね。

そういう場所に出かけていって楽しむエンターテイメントがあるんだって、子どもにも知って欲しいな、と思います。

なので、今回がそういう生のエンターテインメントに触れるデビューになればいいかなって思いますね。

今は、子どもと一緒にできる体操やダンスを、曲中でできないか考えてるところです。

音楽で子どもの泣き声がかき消される、かも知れません(笑)。

暗闇になるシーンもあるんですけど、泣いちゃう子がいても、一緒にダンスしちゃおう!みたいな感じになるといいな、と。音楽で泣き声がかき消される、かも知れません(笑)。

―― 「0歳児なんて連れてって大丈夫かしら?」って心配するお母さんも多いと思うんですけど、なんだか今の話を聞いていると「まぁいっか!」ってなりそうな気がしますね(笑)。

マチコ:それが狙いです! 泣いても叫んでも、みんなが同じなので、大丈夫です!(笑)。

それも演出の一部なのです。

あとは、出入り自由なので、どうしても怖くなっちゃったら一旦出ても良いし。

一緒にわーっと動き回ったりしたいんで、動きやすい服装で来て欲しい

―― では、こんな服装で来て欲しいとか、こんなものを持ってくると楽しいとか……イベントに向けたちょっとした心構えはありますか?

マチコ:一緒にわーっと動き回ったりしたいんで、動きやすい服装で来て欲しいです。遠足みたいな感じになっちゃうけど(笑)。スカートじゃないほうがいいかな!

本当のキャンプに来るつもりで、お母さんたちも山ガールみたいな感じで来ていただけるといいかな。

―― では、ハピママ読者に向けて、イベントのポイントを教えていただけますか?

マチコ:イベント自体がだいぶ破天荒な設定ですよね(笑)、日常にありそうで、なさそうなズレみたいのを、我々のパートではみんなで楽しむようにしたいです。

私たち、面白いと思うことって、大人も子どもも同じだと思ってるので、割とプリミティブな“面白いこと”をみんなでやって、その場の一体感をみんなで共有するっていう楽しみ方ができればいいなと思います。

お母さんやお父さんの「泣いちゃって大丈夫かな」っていう心配自体いらないんだよ!って言える空間を、作ってあげられたらいいなと思ってます。

この記事を読んで気になった人は、ぜひ普段の気後れを忘れて、キッズ・サマー・パーティに足を運んでみてはいかがだろうか?

なお、KAAT神奈川芸術劇場ではこのほかにも「KAATキッズ・プログラム2018」として、「おとなもこどもも楽しめる」をコンセプトに演劇やダンス公演のプログラムが予定されている。ぜひHPをチェックしてみよう。

KAATキッズ・プログラム2018『キッズ・サマー・パーティー』

公演期間●2018年7月21日(土) 22日(日)28日(土)29日(日)

公演時間●11:00/14:00/17:00(1日3回公演)

会場●神奈川芸術劇場 <大スタジオ>

上演時間●約90分

持ち物●キャンプ用のイス/飲み物(ペットボトルOK・ふたのついた水筒など)/懐中電灯・ライト/雨具(かさ・カッパなど)/寝るときに使うもの(タオルケット・寝袋など) ※持っている人だけでOK

参加全アーティスト

21日(土):空中カメラ、onnacodomo、久保田リョウヘイ(11:00・14:00)/Tomoki sato(17:00)、ザ・ぷー

22日(日):Hei Tanaka、onnacodomo、久保田リョウヘイ、ザ・ぷー

28日(土):空中カメラ、onnacodomo、omu-tone、ザ・ぷー

29日(日):空中カメラ、onnacodomo、omu-tone、ザ・ぷー

※未就学のお子様のみまたは、未就学のお子様と小学生のみでのご参加は、ご遠慮いただいております。
※すでにチケットが完売している日程もあります。詳しくはホームページでご確認ください!

 フリーランスエディター・ライター。原宿系ファッション誌の編集者などを経て、2014年独立。ファッション、アニメ、マンガ、ヴィジュアル系、腐女子などのカルチャー分野について執筆。