本当に、私の1カ月を振り返らせてくれる、唯一の場所でした。

芸能のお仕事の特徴で、思っていることをリアルタイムですぐに言えないこともあって、何カ月後かにはじめて、「実は、あのときこうだった。こう思っていた」って、振り返ってしゃべることの方が、多かったと思います。

でも普段、人にこんなに自分の話をしたり、自分に興味をもって話を聞いてくれたりする仕事って、「ミラチャイ」をやるまで、あまりやったことはありませんでした。

だから、取材が毎回、本当に楽しくて。

ここで話すことによって、「私、今、こういうことを考えていたんだなぁ」って、自分の言葉に、自分がびっくりしたりして。私が話した言葉を、さらにきれいにまとめてメディアに出してくれて。。

ひとりの人間として、「人間味のある宮澤佐江」をつくってくれたのは、「ミラチャイ」だなって、すごく感じてます。

ーー佐江ちゃんの言葉、うれしいです。そして、連載は本当に楽しかったです。

楽しかった。中国の話題や、勉強系の話をしていたときは、正直、眠くなってしまったこともありました(笑)

中国の習慣とか言葉とか、複雑すぎて「今聞いても、生かすところがないんだよなぁ。。」って思いながら、眠くならないように、「がんばれ、がんばれ」って、自分の手をつねりながらやっていたこともありました。

でも、自分の好きなお洋服を着させてもらって、撮影をしてもらったりする機会が増えたのも、すっごくうれしくて。写真を撮られるのは嫌いではないので、毎月そうやっていただけるのが、すごくうれしかったんです。

「ミラチャイ」が始まるまで、衣装を着るという機会があまりなかったから、「ミラチャイ」で、新しい服に出会えるのもうれしかったです。

ーー「ミラチャイ」連載は、そういう機会でもあったんですね。

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