ひとつ、「ミラチャイ」に「モォッ!!(怒)」ってことを告げるなら、私にとってのインタビュアーさんが「ミラチャイ」を基準にしちゃっているので、他のお仕事で冷たいインタビュアーさんに出会うと、本当に悲しくなるッ!

他の人たちから受けるスパイスが、からくて、からくて。心が折れちゃうときがある! そういう人には、ひと壁も、ふた壁も作って、定型文で話しちゃう。

「ミラチャイだったらなぁ」って、思っちゃうので、そこだけは、私にやさしさを与えすぎた「ミラチャイ」に、「モォッ!! (怒)」…、ではなくて、「ありがとうっ!!」って、言いたいです。あははははははは(笑)

本当にいい思い出ばっかりで。何よりもママが、連載をいつもすごく楽しみにしていたんです。

ーー佐江ちゃんママが、読んでくださっているなぁと、感じてはいました(笑)

あっはははははははは(笑)

自分はまだ、これからも大人になっていけると思っているけど…、ちょうど大人になっていく15歳くらいで48グループに入って。

いろんなことを経験しているときって、ひとつ屋根の下に住んでいる親でも、気づかなかった部分って、実はたくさんあったんです。

だから「ミラチャイ」で、そのとき、そのときの私の心境を見られたのは、親としても、すごくうれしかったと思うんです。

ーー近すぎると、聞けないこともあると思います。

うん。「あのときこういうことを考えていたから、ああいうことを言っていたんだ」とか、「あのとき、ああいうことを乗り越えていたんだ」とか。近すぎて聞けなかったり、見えなかったりしたものがあったと思うんです。

だから、ママにとっても「ミラチャイ」は、「私の説明書」みたいな感覚で読めていたんじゃないかなって感じます。

ーーそれも本当に、とってもうれしいことですね。

はい。

ーーさあ、佐江ちゃん。それでは、本当にラストになりました。「ミラチャイ」連載の最終回を迎えるにあたって、佐江ちゃんは「最後は前向きな言葉で連載をしめたい」と話してくれましたね。佐江ちゃん、お願いできますか?

はい!

あ…、さっき、何を言おうとしてたんだっけ? ほら、今日の取材の最初で、途中までしゃべって…、「あとでしゃべります」って言ってた。。もう忘れちゃった!(笑)(第50回)

ーー(笑)

(「あはは」と笑った笑顔から、スっと真剣な表情になって、話しはじめる佐江ちゃん)

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