中国にいて、日本側との意思疎通がスムーズにいかないこともありました。それくらい、いつも必ず何かが起きていたかもしれませんね。あの思いを分かち合えるのは、その頃を一緒に過ごしたまりやんぬだけじゃないかな。
だから、まりやんぬは、永遠に私の戦友です。(第22回)(第23回)
今、ふたりで食事をしたり、お酒を飲んだりしながら、やっとあの頃の出来事を笑って話せるようになりました。
中国でまりやんぬが、「白米」を見て泣いたときには笑っちゃったな(笑)
中国では、ふたりでおいしいものをたくさん食べたけど、一旦お仕事に入ると、日本で食事するようにはいかなくて。ちゃんと時間ごとに食事できなかったり、簡単に済ませなきゃいけないこともあったんです。
それで、4日ぶりに白いご飯が出てきたときに、「4日ぶりの白米だぁ〜〜(涙)」
って、まりやんぬが泣いていて(笑)。それを見たとき、「ウソや! 白米が出てきただけで、泣く娘が今時いる?」って、さすがに私も笑っちゃって。あっはははははっ(笑)。それくらいいろんなことがあったんです。
やっと、上海で初日の幕を開けられるとなったときも、そこに集中できない環境にいたことは、やっぱり今でも、「あれでよかったんだ」という思いになれないところがあります。
どっちを見て進んでも「壁」があったというか。必ずうまく行かないことに遭遇するというか。
でも、いろんな意味で「自分がやさしすぎるんだな」って気づきました。
「もっと、わがままに生きればいいんだな」って。実際に今、そう感じてます。
ーー2015年の抱負で「ワガママになる」って、佐江ちゃんは言ってましたね。(第95回)
そうです! この話は、「ミラチャイ」連載のいちばん最後で話しますね。だから、忘れないようにしとかなきゃ! メモ、メモ! (笑)
ーーこちらもメモ、メモ(笑)。最後に忘れずに聞きますね。話を戻すと、やっぱり中国では大変なことが多かったですね。
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