生きたと思います。『AKB49』の作品を通して感じたのは、“AKB48グループではなくて、「AKB48」にちゃんと恩返しできたな”ということ。私がAKB48に形として残せたのは、今まで約9年間やってきた中で、“これが初めてかな”って思ってます。

だから、この作品をやらせていただけて、本当によかったと思うんです。

そして、地球ゴージャスの岸谷五朗さんと、寺脇康文さんに“『クザリアーナの翼』で学んだことをちゃんと生かせたよ”って、伝えたい。それが一番の目標でもありました。五朗さんと、寺さんに恩返ししたかったんです。

寺さんに舞台を見に来ていただいて、「“ゴージャス魂”、ちゃんと見せられてたよ」って言ってもらえたときは、本当に嬉しかったです。

まだ未熟ですが、舞台での声の出し方や、歌い方も “できていたのかな”と思うと、よかったなと思います。“舞台は、「歌が上手ければいい」というものではないんだ”と学んだのも、『クザリアーナの翼』のときでした。

私は普段から歌のテクニックがあるわけじゃないし、歌は全然上手くないと思ってます。でもミュージカルのときは、“歌を歌う”というよりも、“台詞を音楽にのせて歌う”。そうして歌わなければいけないっていうことを学んだんです。

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