追わせようとする

「自分から連絡しない」「自分から誘わない」など、自分に対して相手から働きかけてもらおうと期待する駆け引きも存在します。目的は「追いかける性である男性に、追わせることで自分が主導権を持つこと」。

確かに、追いかけられるのは気持ちがいいことかもしれません。自分のほうが「上」にいて、強い立場のように感じられるから。でも、追いかけ続ける側の気持ちを想像したことはありますか?

日頃何気ないLINEをするのも、デートの誘いをするのも、デートの中身を提案するのも、別れてからLINEをするのも、すべて男性側からだとしたら…。

男性としては手応えを感じられず、他へ移っていく可能性もあります。追いかける・追わせるのバランスを考えた言動をしたいものです。

LINEは時間を置いて返す

LINEだと「しばらく既読にした後に返信する」といったことが、恋愛の駆け引きとして推奨されています。

確かにいつでもどこでも即レスされると、「暇なの?」とか「ずっと自分とのLINE画面を開いてるの?」と思われる可能性もあり、ある程度時間を置くのは必要なことともいえます。

一方で、テンポよく会話する感覚でやりとりできるのが、LINEをはじめとするチャットツールの醍醐味です。

たとえば、週末お互い家にいてLINEをしているのに、返信が数時間後…ともなると、やりとりがぶつ切り状態になり、楽しむことができません。時と場合、状況に応じて即レスするか、自分のペースで返すかは決めていいのです。

駆け引きは恋のスパイス、なんて言われることもありますが、やりすぎると毒になります。素直に生きたほうが変なストレスもなく、そのときの自分にとって、一番心地よい恋がやってくるもの。駆け引きなしの自然体な恋も良いものですよ。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。