一姫二太郎と言う言葉があります。これは一人目が女の子で二人目が男の子だと育てやすいという意味なのですが、実際のところはどうでしょうか?

日本では「家を継ぐ」という意識が強いので、祖父母からは男の子が歓迎されることも多いです。そんな空気の中でお姉ちゃんは、弟を素直にかわいがってくれるものでしょうか?

今日は『モンテッソーリ教育で伸びる子を育てる!』の著者で、日本・欧米いいとこどり育児を提唱する平川裕貴が、お姉ちゃんのジェラシーを防ぐための方法をお話しします。

祖父母から期待される男の子

女の子は男の子に比べて育てやすいとされ、ママにとって、何かと戸惑うことが多い初めての育児には、一人目が女の子だとありがたいと言えるかもしれません。

でも、義理の両親などからは、跡取りとして男の子を期待されることも多いですね。

男の子は家を継いでくれる存在、女の子は嫁に出すという存在。

日本では、「家を継ぐ」という意識がまだまだ強いと思います。

ですから、一人目が女の子だった場合、二人目が男の子だと義両親からは「良かった!」「よくやった!」と歓迎されることも多いでしょう。

そんな雰囲気は、上の女の子にもなんとなく伝わります。

生まれてくる、そして生まれてきた赤ちゃんはかわいいけど、オチンチンがついているだけで、自分より大事にされるんじゃないかと不安も感じているのです。

外で、「○〇は悪いんだよ」と手のかかる弟の悪口を言ってみたり、弟のことを聞かれても「知らない!」と答えなかったり、弟のことを無視したり、ささやかな抵抗を試みます。

こんなかわいい一姫のジェラシーをなんとかしてあげたいですね。

お姉ちゃんのジェラシーを防ぐには?

赤ちゃんの頃から、女の子と男の子では、動きがまったく違います。

ベッドで大人しく寝ている間はいいですが、ハイハイからさらに歩き始めて行動範囲が広がると、男の子はますます動きが激しくなり、一時も目が離せなくなります。

そんな時に、上の女の子にまで構ってほしいと甘えられると、ママもクタクタになるでしょう。

そこで、一姫二太郎のメリットを大いに利用しましょう。