NOTHING NEW製作の短編2作品がIFFRに選出、国際舞台で初上映

映画レーベル「NOTHING NEW」が製作した短編アニメーション『ハッピー☆eyescream』(監督:岡田詩歌)と、短編映画『幽霊の日記』(監督:針谷大吾、小林洋介)の2作品が、2026年1月29日から2月8日に開催される第55回ロッテルダム国際映画祭(International Film Festival Rotterdam/IFFR)のShort & Mid-length部門に選出されました。

映画祭公式HP:https://iffr.com/en/iffr/2026/short-mid-length
『ハッピー☆eyescream』:https://iffr.com/en/iffr/2026/films/happy-eyescream
『幽霊の日記』:https://iffr.com/en/iffr/2026/films/diary-of-the-ghost



本映画祭にて『ハッピー☆eyescream』はヨーロッパプレミア、『幽霊の日記』は2025年2月公開のYouTube版を再編集し、ワールドプレミアとして上映されます。

『ハッピー☆eyescream』は、兄に愛されたいと願う少女・つみれの視力と視界の変化を通して、自己像と他者の関係性を描き出す短編アニメーションです。映像作家・岡田詩歌の最新作となります。
『幽霊の日記』は、茨城県稲敷郡のとあるレストランを舞台に、日本最大の異次元構造物と、十数年にわたり続く心霊現象の謎に迫るSF短編映画です。針谷大吾と小林洋介が共同で監督を務めています。

※ロッテルダム国際映画祭(IFFR)は1972年にスタートした国際映画祭。実験性や作家性を重視した作品を紹介してきたことで知られ、短編・中編を含む多様なプログラムを展開している。Short & Mid-length部門は、短編・中編に焦点を当てたプログラムのひとつです。

【岡田 詩歌監督 受賞コメント】
ロッテルダム国際映画祭での上映、大変光栄です!
昨年の1年間、部屋に籠って制作していた時には想像もしていなかった素晴らしい機会で夢のようです。
兄妹の話や視力の話など、ミニマムなところから普遍的なテーマを描いた作品なので、海外でも楽しんで見ていただけましたら幸いです。

【針谷大吾・小林洋介監督 受賞コメント】
大変、光栄に思います。
とてもとても小さな事を描いたSFです。
たくさんの人に何かを感じ取ってもらえたら、うれしいです。(針谷大吾)

たいへん光栄です。小さな町の小さな店の小さな物語が、ロッテルダムのお客さんにどう観てもらえるのか、現地に行けぬ悲しみを噛み締めつつ、楽しみにしています。(小林洋介)

『ハッピー☆eyescream』作品情報


















【あらすじ】
主人公のつみれは家族の中で唯一目が良いが、目が小さいことに幼い頃から悩んでいる。
10歳年上の兄のことが大好きで、兄の言うことが全て正しいと思っているが、
兄の彼女軍団やQT、周りの人との交流をきっかけに自分の考えや視野に変化が現れて...



【岡田 詩歌 監督プロフィール】
1996年東京生まれ。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。
エロスや愛、ジェンダーをテーマにした作品を制作している。
「ワンダフル千鳥足 in ワンダーランド」「Journey to the 母性の目覚め」が、ザグレブ国際アニメーション映画祭にノミネート他、ぴあフィルムフェスティバルで審査員賞を受賞するなど、国内外多数の映画祭で上映される。
2025年に初実写長編監督作品『恋脳Experiment』が劇場公開された。




【作品クレジット】
タイトル:ハッピー★︎eyescream(洋題:happy eyescream)
監督・脚本・編集・アニメーション:岡田 詩歌
出演:山下歩、松岡夏輝、藍田紗矢華、上谷圭吾
秋山実咲、安藤聡海、津畑拓泉、岩崎裕介
企画・プロデュース:林健太郎、下條友里
製作・配給:NOTHING NEW

【本作受賞歴】
Seoul Indie-AniFest 2025「ASIA ROAD」部門入選
Japan X Global Stage Hollywood 2025 入選
第12回新千歳空港国際アニメーション映画祭「日本コンペティション」部門入選

『幽霊の日記』作品情報



















【あらすじ】
茨城県稲敷郡。日本最大の異次元構造物の近くで営まれるレストラン「とまりぎ」では、十数年にわたり心霊現象が起こり続けていた。
店を継いだ川岸翔は、ある日、異次元構造物の異変をきっかけに、並行世界に生きる「もうひとりの自分」と向き合うことになる。過去と現在、現実と別世界が交錯するなかで浮かび上がるのは、家族の記憶と、誰かと生きることへの切実な願い。日常に溶け込んだ怪異を通して、孤独と希望を静かに描くSF短編映画。

【針谷大吾・小林洋介 監督プロフィール】

写真上:針谷大吾/写真下:小林洋介
学生時代に出会い、映画サークルで自主映画を制作。大学卒業後は、針谷はテレビ番組、小林はCMを主に制作。 最近は二人でSFをつくっている。

ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2021スマートフォン映画作品部門supported by Sonyで優秀賞を受賞した『viewers:1』や「世にも奇妙な物語 '24冬の特別編」(フジテレビ)で放映された『City Lives』などを手がけている。




【作品クレジット】
タイトル:幽霊の日記 (洋題:Diary of the Ghost)
監督:針谷大吾・小林洋介
出演:飯田芳、鳥谷宏之、守重真平、橋口勇輝、角考人ほか
企画・プロデュース:林健太郎
プロデューサー:二井梓緒
制作プロダクション:Spoon.
協力:KDDI
製作・配給:NOTHING NEW




「NOTHING NEW」
“才能が潰されない世の中”を目指して設立された映画レーベル。第一作『NN4444』はロッ テルダム国際映画祭やクレルモン=フェラン国際短編映画祭、サンフランシスコ国際映画祭をはじめとする10以上の国際映画祭に選出。下北沢K2での先行上映は14日間全回満員を記録した。2025年には参列型中編ホラー映画『〇〇式』を公開し、41分の中編作品としては異例のヒットとなった。2026年公開を先日発表した『我々は宇宙人』は、NOTHING NEWが初めて製作する長編アニメーションとなる。
Instagram : https://www.instagram.com/NOTHINGNEW_FILM/
X : https://x.com/NOTHINGNEW_FILM/






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