【牛角】 炙ってドーナツアイス。いわゆるオールドファッションを炙った後、バニラアイスと一緒に食べる

正規ラインナップの、炙ってドーナツアイスも試してみました。

いろいろなドーナツがあるけど、これはいわゆるオールドファッション。だけど、ドーナツを焼いて食べてみようだなんて金輪際思ったことがない。

ドーナツをオーブントースターで焼いて“ホットドーナツ”にしたことがある人はいるかも。でも、そこにバニラアイスをそえて食べたことがある人は挙手してください!

いるのかなあ? まず、いないだろうなあ、きっと。半信半疑でドーナツを炙ってみました。

【牛角】 ドーナツをロースターで炙る。人生初体験

「開発担当者がいろいろなドーナツを試したなかで、一番香ばしく炙ることができたことからオールドファッションに決定しました。こげやすいので注意してくださいね」

弱火で炙りつつ、何度かひっくり返すのがコツみたいだ。

焼きドーナツにバニラアイスをのっけてもうまいゾ

【牛角】 炙ったドーナツとバニラアイスを一緒に食べる

炙ったドーナツにバニライスをトッピング。

とけたバニラアイスと香ばしく焼けたドーナツが混然となり、サクサク感と、しっとり感が口の中で一体となる。温かいドーナツにひんやり感もいける。

悩んだことがひとつだけある。これは箸で食べるべきなのか、スプーンが正しいのか。大いに悩んだ末、手でつまみました。

【牛角】 牛角赤坂店

基本的に食べ放題やビュッフェは店が用意した、完成された料理を食べるスタイル。パンに生ハムをのせるなど、客のセンスや客の主体性を発揮できる料理もあったりするよね。

でも、牛角の場合、ロースターを媒介にして客自身の自由な発想で料理をクリエイトできる愉しさがあると思う。

ロースターがあるからこそ「焼き立ての蜜おさつバターにバニラアイスをトッピングしてみようか」といった自由な発想が生まれる。厨房から焼き立ての蜜おさつバターとバニラアイスが出てきたとしても「合体させてみよう」なんてまず思わないはず。

デザート食べ放題が付いた、牛角の焼肉食べ放題コースには、ブリア・サヴァラン先生じゃないけど、新しい天体を発見する喜びがあると思うなあ。

さあ、牛角でスイーツをクリエイトしておいしく食べてこよう。

ちなみに、お気軽コース(税抜3380円)では、「牛角アイス バニラ」、「牛角アイス 抹茶」、「季節のシャーベット」、「なめらか杏仁豆富」、「バニラアイス」、「抹茶アイス」の6品が食べ放題できる。

取材協力:焼肉 牛角

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。