蚵仔煎(オアジェン)
日本の旅行者が台湾に行ったら、最初に訪れた夜市で食べる可能性が高いと思われるのが蚵仔煎(牡蠣オムレツ)。
台湾人にとっては食事というよりおやつ感覚なのだが、日本のビール好きなら、蚵仔煎をひと口食べたらビールがほしくなるはずだ。
蚵仔煎の店は夜市にあることが多く、じつを言うと飲酒は歓迎されない。若者や家族連れが多く、また屋台側は客の回転が命なので、長居をする酔客はNGなのだ。
でも、そこは大らかな台湾のこと。缶ビール片手ににっこり微笑めば飲酒を許してくれることもけっこうある。缶ビールはコンビニで自己調達すべし。
台北市内の「中崙市場」は、朝は伝統市場、夜は夜市というちょっとおもしろい市場だ。
この市場のなかにある屋台『中崙蚵仔煎』なら、コンビニで購入したビールを飲みながら蚵仔煎をつつくことができる。
端がカリッと焦げた蚵仔煎、プリプリの牡蠣とふんわりした卵の組み合わせは女性にも人気。
中崙蚵仔煎(ゾンルィンオアジェン)
台北市八德路3段76號(中崙市場美食街内) TEL:0981-118-288 16:30〜21:30 日曜
蝦仁炒蛋(シャーレンツァオダン)
台湾では海鮮料理を食べるときにビールを飲みたがる人が多い。
これは、家族で食事をする→ちょっと贅沢なレストランで→それじゃ奮発して海鮮でも→せっかくだから一杯飲もう、という構図が成り立っているからだ。
そんな家族や同僚との気さくな会食ができるのが『田園台菜海鮮』。この店の一押しは、大ぶりの新鮮なエビを使った卵炒め。甘みが強く、歯ごたえのあるエビがふわふわな卵に包まれて出てくると、やっぱりビールがほしくなる。
地元の人たちにも人気のある台湾料理専門店で、料理の種類が豊富で美味しく、それでいて気さくに楽しめるところが受けている。
田園台菜海鮮(ティエンユエンタイツァイハイシェン)
台北市東豐街2號 TEL:02-27014641 11:00~14:00/17:00〜21:00 月曜
※11月3日(土)、東京五反田で筆者がアジアカルチャー講座を行います。テー
マは『韓国映画・ドラマの吹き替え翻訳の世界』と『台湾一周旅行の魅力』。前
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