一人向けの飲食店が増える中、ついにすき焼きも“一人専門”の時代に突入!?
2022年にオープンした「すき焼き ちかよ」は、なんと肉だけの一人すき焼き専門店。野菜の提供がなく、ひたすら肉を味わうスタイルが話題となりました。さらに、2024年12月6日には「いきなり!ステーキ」のペッパーフードサービスも一人すき焼き専門店をオープンし、業界の注目度も上昇中。
これはもう、一人すき焼きがトレンドになる予感…! ということで、今回は“肉だけすき焼き”のパイオニアともいえる「すき焼き ちかよ」で、高級一人すき焼きを堪能してきました!
「すき焼き ちかよ」ってどんな店?
「すき焼き ちかよ」は、一人ですき焼きを楽しめる専門店。2022年10月1日に片瀬江ノ島駅近くに江ノ島店をオープンし、2023年9月5日には渋谷・道玄坂にも進出。現在2店舗を展開しています。
最大の特徴は『野菜なし・肉オンリー』というストイックなスタイル。すき焼きといえば、ネギや豆腐、しらたきなどの具材が定番ですが、ここでは一切なし。味付けも醤油と砂糖のみのシンプルな関西風で、生卵を絡めながら、ひたすら肉の旨みを堪能するというコンセプトが魅力です。
店名の「ちかよ」は、店主のお母さんの名前。そのすき焼きの味付けは、店主が幼少期に食べた母のすき焼きを再現した味だそうで、ちかよさんが作ってくれていた関西風を踏襲しているそうです。
個性的かつ強いこだわりの感じられるお店ですが、提供される料理や店構え、店内すべてがシンプルを極めており、なんだか馴染みやすいのは不思議なところ。
今回は渋谷店を訪問しましたが、入口はガラス張りで店内のカウンター席が見え、気軽に入りやすい印象。格式高いすき焼き専門店にありがちな“敷居の高さ”はなく、ふらっと立ち寄れる気軽さも魅力です。
店内に足を踏み入れると、目の前にはU字型のカウンターが広がり、各席には一人ひとつの鉄板がセットされています。この鉄板で極上の肉が焼かれると思うとドキドキしてきます。
店内のデザインは極めてシンプルながら、和の趣を感じる落ち着いた雰囲気。
無駄な装飾がなく、視線は自然と目の前の鉄板に集中します。カウンターの中では店員さんが2名、キビキビと接客中。距離感が近く、説明も聞きやすそうなので初めての来店でも安心感があります。