ハロウィンならではのフードやゲーム
アメリカでは家庭で生のカボチャを使って手作りするのが通常なジャック・オー・ランタン。くり抜いた中身も余さず使います。
パンプキン・パイ、パンプキン・スープを作ったり、それから秋の果物の代表といえば、リンゴです。リンゴアメを作ったり、それをキャラメルがけにしたり。
先に紹介した『ハロウィーンってなぁに? 』にはカボチャのタルトのレシピが載っていますし、次の絵本にもおいしそうなハロウィンのごちそうが出てきますよ。
ハロウィンならではのゲームといえば、リンゴくわえゲーム(アップルボビング)が有名なのだそうです。
水を張ったたらいにリンゴをいくつも浮かべ、手を使わず口でリンゴを早くくわえた方が勝ち、というゲームなのですが、日本の運動会のアメ食い競争にちょっと似ていますね。
まだまだあるオススメのハロウィン絵本
子どもの大好きなキャラクター、ジョージやペネロペがハロウィンを楽しむ絵本も人気です。
こちらの絵本のなかで、ジョージはリンゴくわえゲームに挑戦していますよ。
ペネロペはフランスに住むコアラの女の子ですが、彼女の楽しむハロウィンはアメリカのとほとんど同じ。 アメリカから逆輸入のような形で浸透しているのでしょうか?
日本の平山暉彦さんによる『きょうはハロウィン』は、日本人の男の子ケンがアメリカに引っ越して、初めてのハロウィンを体験する絵本です。
言葉が通じなくても、子どもならではの順応性でトリック・オア・トリートの輪に溶け込んでいく様子が描かれた良作です。
他にも、古きよきアメリカを舞台に、ハロウィンを楽しみに待つ少女と祖父の交流を描いた『パンプキン・ムーンシャイン』(ターシャ・テューダー著)や、ハロウィンの夜を幻想と詩で描いた『ハロウィーンの星めぐり』(ウォルター・デ・ラ・メア 詩・カロリーナ・ラベイ 絵)も素敵です。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介したのはほんの一部で、この他にもハロウィンの絵本って、実はまだまだたくさんあるんです!
お子さんと一緒に楽しむハロウィン。少しバックグラウンドを知っておくだけで、楽しみ方も変わってくるかもしれませんね。ぜひ、本屋さんに出かけてみて、お気に入りの一冊を見つけてください。
ハッピーハロウィン!
<参照>『ハロウィーンの文化誌』